お題:意外な扉 制限時間:15分 読者:415 人 文字数:559字

新しいゲーム。
「ドラえもーん。スネ夫が新しいゲームを買ってもらったんだって! 僕も新しいゲームが欲しいよー」
「まーた、のび太くんはそんなことばかり言って! しょうがないだろ。スネ夫のママが買物依存症なんだから。ご近所の人はそれを見て見ぬふりしてるんだから。少しは学べよ馬鹿野郎」
「そんなこと言うなよドラえもん。僕だって新しいゲームがやりたいんだよー。もう「ギガゾンビの逆襲」ばっかりプレイするのに疲れたんだよー。何度やっても序盤でドラえもん帰っちゃうし」
「(……ったく、ゆとりが……)はいはい、どこでもドアー、っと」
「(態度が今ひとつ気にくわないけど)わーい。ありがとう! これでどっか最新のゲームが遊べるところに行くんだね」
「黙って開けろよ。そうしないと、フォローはずすぞ馬鹿野郎」
「わかったよ(フォロー外されたくないし)」
 ガチャ。
「あれ、ねえ、このどこでもドア壊れてるよ。だってこれドアの向こうも僕の部屋じゃない!」
「これが一番面白いゲームだよ。お前の努力をつんで自分の経験値を上げる。それをしないかどうかで主人公のお前のステージは変わってくる。努力して経験を積むほどゲームのクリアに近づく。そう人生こそが最高のゲームだ。わかったか小僧」
「ちょっと何言ってるかわからないです」
「……これがゆとりが」

 
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