お題:右の洞窟 制限時間:15分 読者:401 人 文字数:613字

最後は白いものに包まれて……。
 我々探検隊は今決断の時を迎えている。
 左の洞窟に入るか、右の洞窟に入るかだ。
 見た目は全くかわらない。同じような洞窟が2つ。おそらくこれは自然にできたものではないだろう。
 私は右の洞窟を進むことに決めた。
 なぜなら右の洞窟の方から風が吹いてくるのがわかったのだ。風があるということは向こう側まで続いているということ。一方の左の洞窟も確かめたが、風の気配はなかった。どうやら行き止まりらしい。
 我々は意を決して、洞窟へ進む。
 一人の犠牲もださずに進まねばならない。私にも待っている家族がいる。他の隊員も同様だ。
 洞窟の中はやはり湿気に溢れていた。蒸し暑くてしょうがない。けど我々は進むしかない。
 我々の行く手を大量のシダが阻む。それだけで我々の体力が消耗されている。
 ただ、時間がなかった。もうすぐ日が沈む。この洞窟の中で夜を明かすことだけはさけたい。
 しばらく進むと我々は言葉を失った。
 壁全体が白く光っているのだ。
 大理石……ってやつか。
 我々はその大理石に見とれていたその時だった。
 急に強い風に襲われる。壁に必死にしがみつく。ここでいくらかの隊員が飛ばされていく。
 飛ばされていく仲間の心配をしてる暇はなかった。
 風とともに大理石が我々に向かって飛んできた。我々はなすすべもなく、大理石に飲みこまれた……。




 ちぃぃぃん。
 え? 何? 風邪?
 いや、なんか虫が入ったみたい。
作者にコメント

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