お題:刹那の即興小説 制限時間:15分 読者:264 人 文字数:662字

攻防戦の結果
 かたかたとお題を見た瞬時に、頭の中で起承転結を組み立てようと思ったが、あんまりにもお題がむちゃくちゃすぎたので、とりあえず、打つことにした。
 書きたい台詞から始まり、だんだんとリズムに乗ってくれば長々と書けるようになった。人物や周囲の風景が頭の中に流れていく。
 チャイムが鳴る。だが、あと数分もない。来客を通すことを無視して打ち続ける。これが家族だったり、宅配便だったらどうしようかと不安になるが、小説を書くことを止められない止まらない。
「すみませーん!すみませーん!神様は信じていらっしゃいますか!」
 出なくても大丈夫なほうの来客だったようだ。一瞬、視線だけ出入り口の玄関に目を移したが、またパソコンに向かって文字を打ちづける。ダピイング音と時計のだけが部屋の中に鳴り響き、静かな戦いを象徴するようだった。心臓はばくばくと音を立てはち切れそうだ、毎回、即興小説に挑戦するたびにそうなるのだ。
 物語は起承転結揃い文字の量を足していく。一応形にはなった。
 最後の数秒、エンターキーを押せば完成するはずだった。が、突然、画面が暗くなる。部屋には明かりがついているし、部屋には自分しかない。コンセントから延長コードまでは十分に長さは足りていた。どうしたことかと配線を見れば、黒と白の毛玉がコンセントをくわえている。
「にゃー」
「お、お前か……」
 がっくりとうなだれる。今日はいいところまでいってたのに。しかし、脱力した声で鳴けば、猫馬鹿っぷりに火がついて許してしまう。いつも数秒の戦いは猫によって駄目になるのだ。
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