お題:黄金の独裁者 必須要素:切符 制限時間:15分 読者:17 人 文字数:946字

ショックのクは苦しみの苦
つい最近まで、世界中の黄金を独占していた独裁者がいた。よくよくヤフーニュースの国際の欄にもそのニュースは上がっていた。

それが先日急に死んだ、死亡したというニュースが流れた。あまりの急さに私はてっきり内戦か内乱か、反乱か一揆か、そんな感じで死んだのだと勝手に思っていたが、聞くとどうやら違うらしかった。

ウィキで調べてみると、つい先日の事だというのにすでに記事が出来ており、大言壮語などにご注意くださいという注意書きは書いてあったが、どうやらその独裁者は自死したらしい。

遺書なども残っているらしく、原本っていうのか、本物だと書かれた写真が載っていた。
英語などは私にはわからないが、翻訳されたのを見る限りは、
「もうこの世のすべての黄金を集めたから」
という事らしい。

「なるほどなあ」
所謂極めたという事だろうか。ある種の極めた人は自分が極めたとわかるとその先がないのだとわかると、ショックなのだ。ショックのクの字も苦になる。

その後、その黄金がどうなるのか、
「世界中の人に配れよ。私にもくれよ少しでいいから。お正月実家に帰省する分でいいから」
と思っていたが、どうやらその独裁者の築いた黄金郷というのは、資料館というか、博物館というか、美術館というか、なんかわからないけども、広く一般公開されるらしかった。

その人がどうやってこれほどの黄金を集めたのか、もちろんきれいな手段だけではないだろう。そういうのも含めて、資料を展示して、実際に集めた黄金を展示するらしい。黄金の部屋とかもあるそうだ。あと柱とか。それから、その国にはこれといった資源も無いらしく、ここでその黄金を切り売ったり撒くくらいなら、そうした方が観光資源も望めるんじゃないかと、そういう判断もあったみたい。

それからその黄金屋敷というか、黄金の城に行く列車の切符もプレミアがついたりしているらしい。

はあー、生きているうちは結構な迷惑だったのだろうに。

死んでみると観光資源になるなんてなあ。

そんな風に国の役に立つこともあるんだなあ。

あと、しばらくしてから、ネットフリックスでその人の半生を描いたオリジナルドラマも始まった。

ようつべ見てたらよくその広告になる。

ででーんっていうやつ。

作者にコメント

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