お題:汚い殺し屋 制限時間:15分 読者:9 人 文字数:699字
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汚い殺し屋
「あんたか?おれに依頼したいってやつは?」
 クラブの片隅、壁に背をかけて立っている二人がいた。その二人はこのクラブにはなんだか異質の雰囲気を醸し出している。爆音の音楽がかかっている中、皆騒いで踊っているか酒を飲んでいるかしているのにその二人は壁にもたれ掛かって動いていなかった。
「ああ、ターゲットはこいつだ」
 片方の男が写真を見せた。写真には中年の、なんだかいかにも悪そうないかつい顔の男が写っていた。
「いいだろう。ただし金は前払いだ」
「おいおい、全額前払いなんて言うんじゃないだろうな。流石に無理だぞ」
 そう言われた男がふうっとめんどくさそうにため息をついた。
「わかった。じゃあ前金は6割でいい、それ以上は譲れない。そういう商売なんだ。わかるだろ?」
「OKだ。それなら用意できる」
 そう言うと、男は目線でバーカウンターに座っている男に合図を送った。どうやら、そこに座ってる男はずっとその二人を見ていたようだった。
 バーカウンターに座っていた男がアタッシュケースを持って近寄ってくる。自分自身の体を影にし、周りから見えないようにアタッシュケースの中身を男に見せ、渡した。
「いいだろう。では仕事にかかる。1ヶ月は見てくれたら問題なく仕留められるだろう」
「1ヶ月か、時間がかかるんだな」
「ことを万全に進めるためだ。我慢するんだな」
「わかったよ」
 そう言って二人の男は別々にそのクラブを出た。

 そして1ヶ月後、お金を受け取った男は行方不明になっていた。音信不通で全く連絡が取れない。金を渡した男はかけていた電話を叩きつけた。
「汚えぞ!ちくしょう!持ち逃げしやがった!」
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