お題:勇敢な慰め 制限時間:15分 読者:18 人 文字数:495字

教師の機転
 彼女が同級生にいじめられているのは知っていた。クラス中が感づいているだろう。知らないのは教師ぐらいだ。いや、教師も気づいているが、怖くて見て見ぬふりをしているのだ。

 新学期が始まってから日に日にエスカレートしていった。いまでは、教科書に落書きされたり、トイレで水をかけられてびしょびしょになって授業を受けたり。

 私は彼女を慰めるべきだろうか? ここで彼女を慰めるのは勇気がいる。そんなことしたら、自分もいじめの標的にされるだろう。でも、彼女はこのままでは病気になるか、自ら命を絶ってしまうだろう。一度、屋上から下を覗いているのを見かけたことがある。

 ある日、私は学級委員長に選ばれた。私は、使命感を感じた。彼女を救いたい。
 私は意を決していじめっ子たちを注意した。いじめっ子たちはヤジを飛ばしたがすぐに行ってしまった。私は彼女を慰めた。
「大丈夫だった? また何かされたら、相談してね。」

 次の日からいじめの標的が私に移った。しかし、私は戦った。私の勇敢さに触発されたのか、他の生徒たちもいじめっ子と戦ってくれた。いじめはなくなった。私の勇敢さがクラスを変えたのだ。
 
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