お題:戦争と夕日 制限時間:15分 読者:30 人 文字数:380字

黄昏時の夢
 あの日が忘れられない。
 賑やかで活気のあった街はたった一日で焼け野原となり、ところどころ焼け残った柱の影を沈みゆく太陽が長く伸ばしていた。点在する黒い柱と細く伸びる灰色の煙、それと対照的な明るさで、真っ赤に燃える太陽のコントラストが不気味な様相を持って僕の心に刻まれた。

 戦争はすべてを奪った。あの夕日が沈み切った後に訪れる暗闇の中で僕は死を待つしかないだろう。
 僕の片腕は爆撃で吹き飛んだ。布で縛ったて出血を止めたつもりだが、絶え間なく垂れてくる。
 意識がぼんやりする。
 僕は座り込んだ。死体が山のように転がっている。
 夕日が沈まない。悪夢のように。永遠の黄昏時だ。

 あれ、入れ替わっている。
 僕は10年後の平和な街に生きる女子高生になっていた。
 だが、それも一瞬だった。
 気づくと日は沈んでいた。
 僕は、ほっとして眠りについた。
作者にコメント

似た条件の即興小説


ユーザーアイコン
作者:にいろちゃん@Vのモノ お題:戦争と夕日 制限時間:15分 読者:31 人 文字数:324字
その日は、夕焼け空だった。あまりにも美しいその空は、先ほどまで起こっていたここでの惨状を忘れさせてしまうかのような、そんな空だった。人は争いあう。理由はいろいろ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:トクスリ お題:戦争と夕日 制限時間:30分 読者:176 人 文字数:830字
「ぐぅぅぅぅおおおおおおお……」地を這うような、という言葉がぴったり当てはまる声が耳に届く。聞き慣れたその声から逃れるように、ヘッドホンを着けた。そして大きく息 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
戦争と夕日 ※未完
作者:秋桜 お題:戦争と夕日 制限時間:30分 読者:123 人 文字数:648字
だいぶ日ののぼりが早まって、冬の終わりを感じる穏やかな気候。んーと伸びをすると座りっぱなしで凝り固まった筋肉が悲鳴をあげつつ喜んでいる。慣れない黒の礼服に身を 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:許されざる囚人 制限時間:15分 読者:3 人 文字数:245字
悪魔は今日も暇だったので、人間界に来た。 やることはただ一つ、人間観察だ。 人間は愚かで、傲慢。自らの欲でしか動けない醜い動物だ。悪魔は人間を嫌っていた。そん 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
未熟な墓 ※未完
作者:匿名さん お題:未熟な墓 制限時間:15分 読者:5 人 文字数:309字
それは金銀に光る魔法のようでした。狭い部屋のなかに、たくさんの不思議な道具や物が詰め込まれていて、幼い子供にはまるで宝石箱のようにきらめいて見えるに違いありま 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
作者:日ノ宮理李@ばに普及化 お題:疲れた第三極 制限時間:15分 読者:9 人 文字数:898字
私は友だちが少ない。 人付き合いが下手ということもあったけど、瞳の色が青い日本人というのは異質だった。 そんな中彼だけは私に手を差し伸ばしてくれた。 嬉しかっ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:みかん(9/22砲雷は-21) お題:ゆるふわな医者 制限時間:15分 読者:31 人 文字数:940字
風邪ですねぇ、と自分を診てくれているお医者様が言うのを僕は上の空で聞き流した。 いや、一応は「はい」とか「そうですか」などと返しはした。それもないのは流石に不 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:みかん(9/22砲雷は-21) お題:去年の草 制限時間:15分 読者:29 人 文字数:788字
よくそんなに葉っぱばかり食べるね、と眼の前の彼が笑いながら言う。そう言ってからビールのジョッキを傾けるその喉元を、ぼんやりと見つめる。 口の中に詰め込んだサラ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ダツ・ Ambrose お題:やば、モグラ 制限時間:15分 読者:6 人 文字数:1214字
人間モグラ叩きをやろうと思ったのは、失敗だったと思う。なぜなら、よくよく考えたらずっと穴の下に籠もってしまえば良いから。僕は少々飽きっぽい。だからモグラ役を全 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ダツ・ Ambrose お題:激しい魔物 制限時間:15分 読者:6 人 文字数:1118字
平然と人を傷つける連中を殺した。ただ殺した。殺したかったらから殺した。憎いから殺した。愛しさから殺した。せつないから殺した。刃物で、鈍器で、自分の手足で、殺し 〈続きを読む〉

茂吉の即興 小説


ユーザーアイコン
作者:茂吉 お題:間違った境界 制限時間:15分 読者:7 人 文字数:395字
本来の境界線はあと数キロメートル向こう側にあるはずだ。ずるい隣国がこっそり自分の領土を広げようと境界線を少しずつずらしていったのだ。 この国境には等間隔に杭が 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
白亜カップ ※未完
作者:茂吉 お題:トカゲのサッカー 制限時間:15分 読者:11 人 文字数:378字
トカゲの祖先である恐竜たちが、ある程度の知能を持ち、サッカーを楽しんでいた時代があった。ボール(といっても、石ころの塊だが)を口に咥えて運んではならないという 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:茂吉 お題:危ない嘔吐 制限時間:15分 読者:19 人 文字数:519字
酒を飲みすぎて吐く。そんなのは全然危なくはない。周りに迷惑がかかるぐらいのことだ。胃の中に異物が入ったから吐き出す。生物としての生理現象に過ぎないだろう。人間 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:茂吉 お題:大きな食事 制限時間:15分 読者:12 人 文字数:347字
それは僕にとって大きな食事だった。といっても、量を食べたわけではない。ちょっぴり贅沢なものを食べたかもしれないが、味わう余裕さえなかった。それでも僕にとって重 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:茂吉 お題:恐ろしいカラス 制限時間:15分 読者:14 人 文字数:453字
これほど恐ろしいカラスを僕は知らない。人間がまともに戦っても倒せない、獰猛な動物はたくさんいるが、適切な武器を使えばかならず倒せる。だから、力よりも知性を持っ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:茂吉 お題:小説の中の時計 制限時間:15分 読者:22 人 文字数:679字
小説小説小説小説小説小説小説小説小説小説小説小説小説 小説小説 小説小説 小説小説 時計 小説小説 小説小説 小説小説小説小説小説小説小説小説小説小説小説小説小 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:茂吉 お題:ちっちゃな魔物 制限時間:15分 読者:10 人 文字数:356字
僕が子供のころに一時期住んでいた屋敷には魔物が潜んでいた。 それはいつも洗面台の下の引き出しの中に潜んでいた。それは、片手でつかめるぐらいの小さな細長い物体だ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:茂吉 お題:不屈の栄光 制限時間:15分 読者:15 人 文字数:455字
「盛者必衰の理をあらわす。」 彼女が呟いた。目の前では壇ノ浦の激しい渦が暴れている。よく晴れたおだやかな陽気とは対照的だ。僕は、岩に腰掛けて、平家物語について 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:茂吉 お題:アブノーマルな痛み 制限時間:15分 読者:18 人 文字数:358字
通常では感じることのない痛みがあった。いつも同じことをされている。プレイ自体はノーマルなのだ。でも、彼女にされるとなぜかアブノーマルな痛みを感じるのだ。同時に 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:茂吉 お題:昔の洞窟 制限時間:15分 読者:21 人 文字数:466字
合戦で大敗し、生き残った武将3人は山中に身をくらましていた。遅かれ早かれ、敵の捜索部隊に捕まって、拷問を受けることになるだろう。切腹して果てるべきか。戦って殉 〈続きを読む〉