お題:群馬の秋雨 制限時間:15分 読者:16 人 文字数:920字

群馬の道路 ※未完
 そこは魔法の国。
 夢幻が現実になるとまで言われてる。
 でも、奇跡は起こらないみたい。難病が治ったりもしないのだから、いったい何が夢幻なんだろう?
「いける?」
 本当にそんな国があるのかと部活メンバーと長期休みをかけて群馬の近くまでやってきた。これまでに2つの山を超えた。
「部長ほんとにいくんですか? 雨降ってきてますしやんでからでも?」
「そうですよ。ゆっくりしてもいいんじゃないのかしら。もう散々山道歩きましてよ」
 どいつもこいつも文句を口を開けたら放つ。
 わからないとは言わないけど、ここまできたらゴールまで行くほうが楽だろう。
「雨の時にしか群馬は入れないっていう噂もあるから検証の意味を込めて今行くしかないのよ」
 部員を鼓舞のは部長のつとめだ。
「それに魔法を手に入れられるかもしれない。その幻想に使ってしまえば疲れなんてなくなるよ」
 季節は夏を過ぎて少し涼しくなった秋の頃。
 私たちを雨風が襲う。
「これ以上ひどくなったらどこかで休憩するのも考えてるからもうちょっと頑張ろう」
「わかりました。部長がそういうのなら」
「最初から行く気でしたし? 違いますし?」
 よしとお互いに気合を入れ直すと、山を登り始める。
 少し登ると、道路が見えてきた。
「……これはおそらく搬入経路に使うものね」
 道路はきっちりと舗装されており、今でも使ってることがわかった。
「あとはこの道にそって歩いていけば、群馬ね」
 公道から侵入できれば楽ができたのだけど、そこは魔法の国。普通の入り方は普通の人間には許されてない。この山道は高いお金を払って手に入れたもので、行けるかどうかも定かではなかった。
 ここまでくれば、目標はあと少し。
「国の中に国っていったいどういうことなんですかねぇ」
「亜人だって噂があるくらいなのだからそういうことなのですよ」
 部員たちの元気はだいぶ戻ってきた。
 見慣れた道路ということもあるだろうけど、匂いが原因だろう。
「なんか美味しそうな匂いしますね。木の匂いとかじゃないみたいですけど」
「あれじゃない?」
 部員が指差す場所にはありえないものがあった。
 屋台……そう屋台が道路にあった。
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