お題:無意識の愛 制限時間:15分 読者:22 人 文字数:920字

モテるとは
 映像作品を見てるとどうしてこんなキャラクターが好かれるのだろうかと疑問に感じる。
 別に自分自身がモテたいというわけではなくはないのだけど、無尽蔵の愛が与えられる主人公はとても不思議だ。
「……」
 姿見で見る自分は出るところはでてないし、モデルのように顔が整ってるわけでもない。その辺にいる女子学生Aとかそういう感じ。
 これでもいろいろ試してはみてはいるのだけど、さっぱり。話しかけられるのは友だちだけで私はいつもスルーされる。
 他人に見えてないのかと派手に動いてみれば、注目を当然集めた。なら、見えてないということはない。だいたい人が見えなくなるなんてありえない。ましてや私がそんな力があるわけでもない。
「はぁ……行こう」
 いくら自分を否定しても変わるものじゃない。ないものねだりをしても手に入らないものはいつまでも入らない。
「おはよう」
 玄関を開けると友だちがいた。
「どうしたの?」
「ん? 待ってたんだ。今日は一緒に行きたいなって」
「そう」
 玄関に鍵をかけると、友だちに隣に並んだ。
「そろそろ決めてくれた?」
 学校に向けて歩きだすと友だちは言葉を作る。
「いや……決めるも何も私と付き合うのって友だちじゃダメなの?」
「えー、恋人がいいよ。絶対! 他の娘に取られたくないし」
 なるほど。理解できない。これが作品の主人公ならどうしようもあるのだろうけど、私には無理だ。話についてくのがやっと。
「昨日告白されたでしょ?」
「されたけど……なんで知ってるの?」
「そりゃ大好きな人の情報ならなんでも知ってるよ。登校時間とか帰宅時間、お風呂入る時間とかね」
 ちょっと怖い。
「時間が経ったらやっぱ誰かに取られそうでやだよ。ねぇねぇわたしと付き合おうよ」
 この話題から離れたい。
 そうだ、確か……、
「今日体育あるよね?」
「そだね。また活躍してるの見せてよ」
「それはわからないよ。何のスポーツやるのかもわからないし、しないかもしれないしさ」
 活躍前提で話されるのも困る。
「そっか。そうかもね。あっでも準備運動する相手はわたしだからね」
「はいはい、ソウダネ」
 その後世間話をして学校まで向かった。
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