お題:意外な殺人犯 制限時間:15分 読者:32 人 文字数:1060字

デスゲーム00
 生き残るためにはカードを集めること。
 そんなデスゲームに参加した時は後悔したものだったが今は特に気になるところはない。
 まずデメリットは当然死ぬことだろうが一般的な死というのは訪れない。この国では殺人は禁止されてる。まぁ禁止されてない国なんてないだろうが念のために書いておく。
 日常生活では死はほとんど起こらない。無論警戒しておく必要はあるが誰がカードの持ち主かを特定しない限りは問題ない。
 このデスゲームは参加者の人数は何人だかはわかってるがそれが一体誰なのかは伏せられてる。何度か主催者の情報をハッキングしたのだが見つからない。
 というよりは主催者がいたという事実すらない。
 つまりは、夢幻だったともいえなくもないがメリットが生まれた時点でそれは現実になった。
「またネットサーフィン?」
「あぁ情報さえ制すれば勝てるゲームだからな」
 そうと聞いてきた少女はソファへと向かって寝っ転がる。そのおかげで下着のくいこみが視界を埋め尽くしたが気にしないことにしよう。
 話が逸れたので元に戻すと、メリットというのは相手の力を手に入れるということだ。それは財力であったり、コネクション力であったり、多々に渡る。
 ちなみに寝転がってる少女はメリットで手に入ったものだ。

『世界でもっとも可憐な少女』らしい。

 全くふざけた話だ。
 資金が増えたときは喜んだものだが他人が増えるなど面倒が増えるだけだ。
 とはいえ、メリットがデメリットにならないのがこのデスゲームの強みだ。いくら力をつけても事を起こさなければ情報はでない。
 誰かを殺した、誰かがいなくなった、そんな事実を隠せばいい。
「……お腹空いた」
「もうちょっとしたら作ってやるから待ってろ」
 そのための力が彼女だ。それは実際に会ってからわかったことだが、彼女はアサシンの才能がある。誰にも手に入れられないように身に着けた力だというが偽りはないだろう。
 まぁ……そんな力を手に入れた人物がなぜデスゲームの代金扱いとなってるのかはわからないが気にしないことにしよう。
 今は次のカードを手に入れることを本題とする。
 入手したカードは13枚。まだまだカードゲームができない枚数だ。全部のカードを集めたとしてもカードゲームをするかは話は別だがな。
 何にしても13枚で5年だ。このままのスピードで行けば間違いなく10年単位のものになってしまう。それはなんとかしたい。
 俺の意識が持つのはもってあと数年。これを治すために参加したんだ。だからーー。
作者にコメント

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