お題:賢い嘘 制限時間:15分 読者:19 人 文字数:446字

不器用な嘘 ※未完
 不審そうな視線に笑顔を返せば、結局は誰も口出しをしない。忠義だの恩だのと言う者達は、主のお気に入りである参謀の私に口出しは出来ない。笑いながらお決まりの言葉を言うだけでいい、今度こそ裏切らないつもりだと。主の元こそが、私の骨を埋めるべき場所だと。だから、この乱世にコロコロと主を変えて生き長らえた私の知略を信じて、駒になっていればいいのだ。
 敵軍が橋を渡ったと早馬が入る。その先の伏兵を見破られていないなら、まだ時間は稼げる。私を疑う宿将の一人を引き連れて、予定の場所へ急がねば。主を逃がした方向とは逆へ、敵軍が伏兵部隊と交戦する予定の場所へ急げば、ああなんと想定通りの混戦だ。この時を待っていたのだ、私は。
「おい、もう本性を出してもいいぞ」
 腰に履いた剣を出して、連れてきた宿将に斬りかかる。知略しかない私には、今まで裏切りを繰り返してきた私には、始めて私を人として見てくれた主に返せるものなどなかったから。だから、命を賭してでも、最大の裏切り者を一緒に連れていくしかない。ごめんな
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