お題:戦艦の借金 必須要素:いびき 制限時間:15分 読者:7 人 文字数:807字
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戦艦を落札したら童貞卒業できるらしい
ネットオークションで売っていたのが、まさかの戦艦。うん千万するし、どこに置いておけるんだという気がしないでもないが、落札してしまった。200万円程、銀行から借金までして。これで貯蓄も使い果たしてしまった。なにやってんだ俺は。こうなってしまっては仕方がない。

後日、近くの海に留めておいたとの連絡が入った。車で1時間ほど走って到着すると、たくさんの人だかりが出来ていた。

「あ、落札した門倉さんじゃないか!?」

俺の方にカメラを持ったマスコミ達が駆け寄ってくる。

「なぜ落札しようと思ったんですか!?」
「誰かを乗せる予定はありますか?」
「この船でどこに行こうと思います?」
「もし譲り受けてほしい人がいたら……」
「普段はどのようなお仕事を……」

たっぷり1時間は受け答えしていただろうか。
戦艦の余韻に浸りたくても疲れて浸れないじゃないか。

取材を終えてすぐに家へ帰る。どっと疲れが出て、そのままベッドへ倒れるように寝転んだ。

ふと、横からいびきが聞こえる。

俺は一人暮らしなんだが……?

恐る恐る、横に積み上がっている布団を覗き込んだ。

猫耳の生えた、女がいた。

「うぎゃあああああああああああ!!!!!」
「ひゃああああああああ!?!?!?」

俺が飛び上がると同時に女も飛び起きた。

「ななな、なんですか!?」
「それはこっちのセリフじゃ!誰だてめー!」

俺はピンクの髪をした奇妙な女に怒鳴り散らす。

「落ち着いて下さい、ね!?」
「この状況で落ち着ける訳」
「い・い・で・す・か!!!!!」

女が飛びっきり大きな声で叫ぶ。俺はぜーはーと息を切らして次の言葉を待つ。

「私は、戦艦に宿っていた妖精ですっ!」

……?

…………???

………………!?!?!?!?


頭が真っ白になった。

なに言ってんの、こいつ。

俺と彼女の奇妙な生活が、いま始まろうとしている。
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