お題:マンネリな孤独 制限時間:30分 読者:4 人 文字数:496字
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脱出 ※未完
今日で三日目。
本日五度目の豆腐らしきものは、皿の上で懲りもせず忌々しいツヤを放っている。
自室の時計に目を向けても、相変わらず12時を指したままシラを切っている。当然ドアの鍵も閉まったままだろう。
何度呟いたか知れない諦めを心の中で呟きながら、銀のスプーンで掬いとったそれを口の中に運ぶ。瞬間、広がる匂いに顔を顰めた。
俺は豆腐が嫌いになり始めていた

思うに、こういう状況に陥いるのはおかしいと思う。
毎日システムに決められた時間に起き、決められた仕事をこなし、決められた時間に寝る、ただそれだけで生きることを許されているのは、決して俺だけではないのだ。
それなのにこの仕打ち。自室に閉じ込められて豆腐を食べさせられ続ける体験をシステムが俺に強いるこの状況。一体何故なのか、疑問は尽きない。
最後の一掬いを口に運ぶと、皿は回転しながら机の中に沈んで行く。都合何度も見た光景にすっかり慣れてしまった俺は、少ししたらまた豆腐がせり上がってくるだろう豆腐の事を思いながら、天井を仰いだ。

真っ白な部屋に真っ白な皿、その上に乗った豆腐さえ真っ白なら、この鮮やかな孤独は何の味なんだろうか。
扉が
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