お題:もしかしてボーイズ 制限時間:15分 読者:34 人 文字数:701字

臆病な僕
「もしかしてお前ら・・・・・・」
組んだ肩をそうっと外し、けれど視線は外さずに俺は良平を見ている。
そうだよ。もしかしてボーイズラブだよ。
でも『お前ら』じゃねえよ。俺だけだよ。こいつはただの同僚で今は体育会系の肩組だったわけだが。
でもって俺の意中の彼はお前だよ。だから『お前ら』と言うならお前も入ってくれな。
大体会って早々何なんだよ。何で会社の飲み会終わりにばったり道であったお前にそんな目で見られなきゃならないんだ。
何となく周りの雰囲気で察することぐらいできるだろ。
・・・・・・ああ、他の同僚やらは先に三次会行ってるんだった。
それにしても、だ。そんな知らないやつも含めて急にもしかしてって投げ掛けるなよ。俺はいいけど同僚がかわいそうだろ。
と、言うかそんなにそれっぽく見えてたってこと?俺が?同僚が?まさかどっちも?
いやいやいや、そんなことないだろ。
いや、でも、そうだな。それっぽく見えるんならもうそれでもいいか。
お前を好きになってもう五年。好きだと言うこともできないんだ。半ば諦めているしな。今の関係を壊さないように壊さないようにって懸命に努めていたんだけど、もうなんか全部面倒くさくなってきた。
関係を維持したところでお前に触れられるわけでもないし、好きだといえるわけでもない。
先のない関係なわけだ。
・・・・・・じゃあいっそなくしてしまってもいいかも。
無くすなら最後にキスでもしてやろうかな。もしかしてお前ら、じゃなくてもしかしてお前、だよとか言って。
よし、一生の最後の思い出にしよう。
ついでに、好きだと言おう。
「良平」
「な、なんだよ」
「飲み会中だからまたな」
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