お題:高い社会 制限時間:1時間 読者:15 人 文字数:533字
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資格はお持ちで? ※未完
 目の前に、巨大な壁が聳えている。全面のっぺりとしたコンクリート。先は雲を突き抜けていて、ただ高いことしか分からない。
「………」
 周囲を威圧するその姿を私は忌々しげに見つめる。用があるのはこの先のスーパーだ。ただ高いだけのでくの坊はお呼びでない。
 顔を正面から横へ。近くに設けられた守衛室では、小太りの警備員がバラエティを視聴している。よっぽど面白いのか、事あるごとに腹が震えている。
 私はガラス窓を二回手の甲で叩く。
 守衛は煩わしげにこちらを見た後、緩慢な動作で窓を開けた。
「なに?」
 なにじゃない。仕事だ。
「ここ、通りたいんですけど」
 答えると、守衛の片手が私の前に伸びてくる。手を皿にして、彼は言った。
「お金」
「いくらでしょうか」
「1200円」
 私は思わず眉根を寄せた。ありえない。一昨日より500円も高くなっている。
「この前はもっと安かったと思うんですけど」
「知らないよ。まあ、あっちで仕入れる食材が高級になったって話は聞いたけど」
 知らぬ間にブランドが上がったらしい。相対的に自分たちの価値が低くなったと言われている気がした。
「さっさと払って」
 守衛に急かされ、私は大人しく料金を払う。
「m」
 入口が小さく開いた。
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