お題:同性愛の青春 必須要素:パチンコ玉 制限時間:15分 読者:23 人 文字数:1169字
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パチンコの出会い ※未完
「お兄さん、これ」
隣の席の男性に声をかけられ、横目で見てみると、一つのパチンコ玉を俺に差し出していた。
そのすぐにルーレットが止まり、俺は「ありがと」とだけ言って、パチンコ玉を受け取った。
わざわざ渡してくれるなんて、いいやつだな。

そんなことがあった日から六日後。
俺はまたパチンコ屋に足を運ばせていた。
ここのところ毎日通っている気がする。
いや、勘違いしないでほしい。
俺は無職でもなんでもない。というか、むしろ課長の座についている。
なのになぜ、パチンコ屋に通うか?
それは俺にもわからない。

パチンコ屋の目の前に着くと、自動ドアが開いた。
すると、そこには見覚えのある男性がいた。

この前のパチンコ玉を渡してきた相手だ。
少し嬉しいと思ってしまった自分はもう末期だろうか。
なにも考えず、俺は男性に声をかけてしまった。

「この間はどうも」
「いえいえ。気をつけてくださいね」

そこで会話は途切れてしまった。
その気まずい雰囲気に耐えられず、俺は無理やり話を続けた。

「ずっと通ってるんですか?」
「いえ。たまにですね。息抜き程度に」
「へえ。そうなんですか」
「ええ。貴方は?」
「俺もそんな感じです」

また会話が切れてしまった。
もう一度チャレンジしようかと思ったが、流石にもう相手にバレると思い「じゃあまた」と言って、まだ入ってもいないパチンコ屋を後にした。

俺はなにをしているのだろう。

あの不思議な男性を見てから、俺はなんだか壊れてしまったようだ。
ただ、玉を渡してくれた親切な人ってだけなのに。
俺はそのまま、近場の居酒屋に入っていった。

平日だからだろうか。
店内はやけにガラッとしていた。

俺はカウンターに座り、「生ひとつ」と、無理やり声を大きくしていった。
「はーい!」
マスターの奥さんの声がした。
間も無くして、目の前にビールが置かれた。

すると、ガラガラと音を立てて、誰かが入ってきた。
不意に見てみると、そこには例の男性が立っていた。

「あれ、今日はだいぶ人が少ないね」

可愛らしい笑顔をマスターに向けている。
なんだかマスターを羨ましく感じた。
そして、こちらへ歩いてくる途中に、俺と目があった。
男性は一瞬だけ目を丸くして驚いていたようだったが、すぐにいつもの笑顔に戻り、俺の隣に座った。
「奇遇ですね」
そう微笑みかけられた。
「そうですね」
俺はなにを思ったのか、マスターに
「隣のこの人に、マティーニ」
と、言ってしまった。
そんな洒落たお酒、好みかもわからないのに。
しかし、男性はとても嬉しそうだった。
「名前、伺っても?」
そう言われた瞬間、俺の胸が高鳴った。
なんの根拠もないが、俺の物語が、何か変わる気がした。
「勿論」
俺は男性に、最高の笑顔を向けた。
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