お題:灰色の夜 制限時間:15分 読者:46 人 文字数:375字

僕は本物の夜空を見たことがない。 ※未完
「おじいちゃんが子供の頃はな、まだ、夜空を見ることができたんだよ」
僕は、ふと、生前のおじいちゃんの言葉を思い出した。

つい昨日、おじいちゃんの二回忌を終えた。優しく微笑むおじいちゃんの遺影をぼんやり見ていたら、あの時の記憶が甦ったのだった。

おじいちゃんは、あの第三次世界大戦の経験者だった。

僕が生まれた時には、すでに日本全土が放射能で汚染されていて、地上は人間の住める場所ではなくなっていた。

そう。僕は、地下で生まれた。
だから本物の空を見たことがない。

今、窓の外を見上げても、灰色のコンクリートの天井が見えるだけだ。古い文献や映像で、本物の夜空を見たことがあるけど、本当にこんなに美しいものが存在するのか俄に信じ難い。

目を瞑って、満点の夜空を想像してみた。

となりには子供の頃のおじいちゃんがいて、微笑んでいた。


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