お題:疲れた諦め 必須要素:TOEFL 制限時間:15分 読者:59 人 文字数:694字

不思議では無い学校のアリス
「助けてアリス~!」
「だから俺の名前はアリスじゃなくて有助だって言ってんだろ」
「へぇー、ユースケか。じゃあ、『有』を『あり』と読んで、テメェはこれから『アリスケ』――『アリス』って呼んでやるぜッ!」
「ハンバーグみてーな頭してるやつがあだ名をつけられた経緯風に言っても無理なあだ名は無理だっつーの」
 しかもそいつ、それ以降そのあだ名で呼ばれていないじゃないか。
「まぁ、僕とアリスの関係はもう十年にも渡るし? 今更そんなあだ名のことで一々議論しても意味なくない?」
「健全な男子高校生が、幼少期に女だと思われていた頃のあだ名で呼ばれるのはどう考えても問題あるだろうがよ」
 あぁ、昔の自分よ。どうしてそんなあだ名を受け入れてしまったのだ。
「まぁそんな話は置いといて」
 置くな。
 と言いたいところだったが、俺のやけに可愛らしいあだ名について議論するのは今までで何度もしてきており、全てが不毛な結果に終わったのである。それを通じて俺が理解したのは、こいつが俺を『アリス』と呼ぶのをやめるのは、実力行使じみた策でも使わない限り無理だという、疲労の末の諦めだけだった。
「英語教えてよ。四限に小テストあるのすっかり忘れててさぁ。僕のクラスの英語の担当って富田じゃん? あいつの小テストはほら、ええと……TOTO?」
「TOEFLか?」
「そう、それ。TOEFL並みに難しいらしくてさぁ。だからお願い! この通り! 英語教えてよ!」
「そもそも俺は英語がそんなに得意じゃねえよ」
 多分下から数えた方が早い。
「えぇー、アリスなのに?」
「それはお前が勝手に呼んでいるだけだろうがっ!」
作者にコメント

似た条件の即興小説


ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:疲れた諦め 必須要素:TOEFL 制限時間:15分 読者:52 人 文字数:824字
子供のころから結構、何でもすぐ投げ出すような所がある。最初はうわあーってやるんだけども、なんかふっと息が抜ける瞬間があり、そのあと投げ出す。煮詰まったら、投げ出 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ダツ・ Ambrose お題:疲れた諦め 制限時間:15分 読者:46 人 文字数:1079字
夜道を一人で歩く。それが特別なことではなく、よくあることになってしまったのは幾つの時であっただろうか。 幼い頃、いつもと同じ道であるのに、夜歩くということだけ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:疲れた諦め 制限時間:15分 読者:29 人 文字数:350字
また同じ景色だ。目を開けると毎日同じ天井があって、毎日同じ朝ごはんを食べて、毎日同じ時間に家を出て、同じ道を歩く。たまに走る。出会うのはいつも同じメンバー。みん 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:オカクラ お題:疲れた諦め 制限時間:30分 読者:234 人 文字数:671字
『会いたい。来て欲しい』久しぶりに届いた彼氏からのメールは相変わらず自分勝手でそっけなくて、今が終電も無くなった深夜だということをまるで考えもしてない、きっと私 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:( ˘ω˘ )°○(さえき) お題:疲れた諦め 制限時間:30分 読者:256 人 文字数:562字
23:56。私の目の前のデジタル時計は着々と時を刻んでいた。左手にはシャーペン、右手にはワークの解答。を、持っていたはずなのだが。気が付くと両腕をクロスさせ枕に 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
作者:最果 お題:疲れた諦め 制限時間:30分 読者:254 人 文字数:223字
温かい春の夜に彼の涙を見てからずっと待っている。「俺、お前がいねぇと駄目かも。」その半夜後にバイトがあるからと言って泣く泣く身体を引き剥がして引きずって出て行っ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ミヤジマ お題:疲れた諦め 制限時間:30分 読者:267 人 文字数:879字
髪をほどく。肩まで伸びきってしまっただらしない髪は、ほどいてもなお結ばれたままの状態を維持している。まるで私の性格のようであった。一日中酷使した目は既に悲鳴を上 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:花咲璃優 お題:疲れた諦め 制限時間:30分 読者:233 人 文字数:1235字
ふーっと重い重い溜息を付く。滝のように流れる汗をもうすでに汗で湿り気のあるタオルで拭く。枯れた喉に潤いが欲しくて、ペットボトルの中の水を呑む。だが、一口飲んだら 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:朝の体験 必須要素:TOEFL 制限時間:15分 読者:30 人 文字数:1045字
気が付いたら目が覚めていて、布団から上半身が起き上がっていた。「は?」なんで?さっきまで寝てたのに。なんで起きてるの?私?意味が分からない。時計を見るともう少し 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:我有一徹@カクヨムVtuber お題:俺とぺろぺろ 必須要素:TOEFL 制限時間:15分 読者:25 人 文字数:770字
「犬もいい」「そうだね」「猫はだめだ」「そうかな?」 私は、世界から顰蹙を買っているペットショップでなにを飼おうかと彼と相談していた。「やっぱり動物ってこう舐め 〈続きを読む〉

息子の即興 小説


ユーザーアイコン
作者:息子 お題:高貴な世界 必須要素:恋愛要素以外 制限時間:15分 読者:40 人 文字数:680字
「ファーーーック!!」 先生はそんな叫び声を上げながら、受話器を乱暴に叩きつけた。 どうやらまた編集さんからボツを頂いたらしい。今月に入ってこれで三度目である。 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:息子 お題:魅惑の母 必須要素:血痕 制限時間:15分 読者:44 人 文字数:706字
「うちの母さんはそりゃあすごい美人でなぁ」 ハンドルを回してカーブを進みながら、父は言った。「学校中どころか町中の人気者だった。男女問わずモテまくりの勝ちまくり 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:息子 お題:人妻の殺し 必須要素:ピスタチオ 制限時間:15分 読者:60 人 文字数:766字
人妻稲妻事件が起きたのは、都内某団地でのことだった。 被害者である団地妻は屋上にある避雷針に縛り付けられており、そこに落ちた雷で感電死したのだ。「これは間違い 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:息子 お題:永遠の血液 必須要素:主人公が人を○す 制限時間:15分 読者:74 人 文字数:621字
「俺ってさぁ、死なない体質じゃん? だから五百年くらい生きてるんだけどさ、そろそろ死にたいんだよね」 と親友が言っていたので、頸動脈をナイフで切ってやった。「い 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:息子 お題:未来の靴 必須要素:iPhone 制限時間:15分 読者:47 人 文字数:421字
助五郎が病気に罹ったらしい。 村長である私は彼の家を訪れ、先客の男に聞いた。「こいつには息子がいたはずだが、今は何処に居るんだ?」「へぇ、何でも今は江戸の方に 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:息子 お題:純粋な海 必須要素:奴の小指 制限時間:15分 読者:59 人 文字数:525字
親指。人差し指。中指。薬指。小指。 一番美しい指は何だろう。 その問いに対する今の私の返答は、中指以外にあり得ない。 唇に付いたケチャップを中指で拭っている彼 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:息子 お題:あきれた夏休み 必須要素:甘栗 制限時間:15分 読者:54 人 文字数:721字
夏休みが終わり、今日から登校が再開される今日。去ってしまった長期休暇を名残惜しみながら通学路を歩く生徒達の表情は浮かないものだった。そして、私の表情はそんな彼ら 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:息子 お題:ラストは汗 必須要素:クリスマス 制限時間:15分 読者:47 人 文字数:651字
「クリスマーッシュ!」そんな冬限定の必殺技みたいな叫び声をあげながら、サッチは僕の後頭部に思いっきりチョップを食らわせてきた。「いったー! 出会い頭に何するのよ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:息子 お題:ぐふふ、、と彼は言った 必須要素:叙述トリック 制限時間:15分 読者:70 人 文字数:794字
「ぐふふ、、」と彼は言った。それが笑い声なのか、あるいは口内から何か液体が漏れ出る音なのかは分からない。確かなのは、それこそが彼が最期に遺した言葉──ダイイング 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:息子 お題:臆病な殺人犯 必須要素:口臭 制限時間:15分 読者:47 人 文字数:887字
「しっ、死んでくださ〜〜い!」そんな、言ってる本人の方がちょっとした物音で驚いて死にそうなくらいにおどおどとしたか弱い声で言ってくるものなのだから、現在進行形で 〈続きを読む〉