お題:地獄天井 必須要素:Twitter 制限時間:15分 読者:19 人 文字数:1092字
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夢の天井 ※未完
地獄の天井。それが私に迫ってくる。
怖い。マグマのように熱い針が、着実に私に近づいてくる。
恐怖に目を閉じ、痛みを覚悟する。思い浮かぶのは、友人達や彼氏。両親との楽しい思い出。
死にたくない。死にたくない。
でも、その天井は私に確実に迫ってきていた。
後、もう少し。熱が、すぐそばまできている。ああ、私は死んでしまうのか。死にたくない。
頭をよぎるのはそんな考えばかり。生きたい。もっと生きたい。
そして、そこで私は目を覚ます。
ばくばくとなる心臓。荒い呼吸音。額に玉のように浮かんだ汗。
袖でサッと汗を拭い、必死にその恐怖を忘れるため、深呼吸をする。
大丈夫。あれは夢だから。
いつも、あんな夢を見る。怖くて怖くて。生にしがみ付く夢を。
未だ震える手を枕元の携帯に伸ばす。時刻は夜の3時。だが、もう一度寝るような気分ではない。
ゆっくりとベットから降り、机の上に広げっぱなしだった参考書と、それに紛れた攻略本を片付ける。
何をして、朝まで過ごそうか。
なにかをしていないと、夢を思い出してしまう。
ギュッと目を閉じて、引き出しにしまっていた携帯ゲームを取り出した。
明るい画面が、私の暗闇に慣れた目に突き刺さる。その光に目を細め、画面の明かりを暗くする。
ふと、横に置いておいた携帯が、なにかを着信した。こんな時間に誰だろうか。
不思議に思った私は、ゲーム機を机の上に置いて、携帯を手に取った。
画面を見れば、知らない電話番号。誰だろう。新しく携帯を変えた友人はいただろうか。
「もしもし」
「モシ、モシ」
帰ってきたその声に、驚き、慌てて電源を切る。だけど、きれない。いや、何、やめて。
なんで。この声は………数日前の、夢に出てきた殺人ピエロの声だ。
どうして夢の中にしか存在しない声が聞こえたの?
「ニゲ、ラレナ、イヨ」
その声と共に、目の前のゲーム機の画面が一瞬暗くなり、そしてその暗くなった画面の先に、あのピエロの姿が見えた気がした。
怖くなって、慌てて椅子から降りる。
私の動きを、どこかで見ているかのように、横の本棚が崩れ落ちた。
幸い中にしまってあった本や棚が私にぶつかることはなかったけれど。
ガクン、と足元が崩れる感覚がした。
何事だと足元を見るけれど、何もない。
ふと、上を見ると、たくさんの目と、針がついた天井が迫ってきていた。
慌ててはね起きる。
夢………?夢の中で夢を見ていたというの?
再び、ガクンと崩れる感覚がした。
地震?と首をかしげるものの、それは違った。
また、天井が迫ってきていたのだ。
そしてはね起きる。それと同時にガクンと足元が崩れ………。
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