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お題:おいでよ食器 制限時間:15分 読者:54 人 文字数:260字

四千年後のミュージアムを想う ※未完

 小さな博物館の常設展、その片隅、観光客もよほどの暇人でなければ立ち寄ることがないようなマイナーな区画が、彼女のお気に入りだ。考え事をしたいときなど、休日の朝から、陳列された数千年前の皿や壺やコップたちを眺めていることもあるという。
「子供の頃に、家の裏庭から古いお皿の欠けらが出てきたことがあってね」
 その偏愛の根拠について、尋ねると、彼女はどこか言い訳をするような声音で言った。
「たぶん何てことのないお皿だったんだけど、それを魔法か何かのように思ってしまって、ここに並んでるような、数千年前の誰かが使っていたs
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