お題:来年の粉雪 必須要素:資料 制限時間:1時間 読者:32 人 文字数:2377字 評価:0人

あるいはレミオロメン
「あー、十一月も三日も過ぎたらハロウィン感はだいぶなくなるなあ・・・」
今年のハロウィン沙汰も様々な事があったようである。軽トラが横転したり変態仮装行列っていうワードが生まれたりしたらしい。変わったところなどでは、おフランスのパージごっこというのもあったという。知り合いにそのことを尋ねてみて知ったんだけども、ボヤ騒ぎもあったそうだ。
「火が出てきたら終わりです。火はまずいですね。だから来年はやらないんじゃないですか?」
その方はそうおっしゃっていたが、私はそうは思わなかった。
「いやいや、きっとやるだろうな」
もっと何か、きっともっと何か、過激な、過激な事が無いときっとやるんじゃないだろうかな。そう思っていた。
「それに過ぎ去ってしまえばもはや・・・」
そう、すでにハロウィンの事は過ぎ去り、街はクリスマスカラーとなっている。赤白緑のリースがぶら下がって、モールが伸び、クリスマスイブかジョンレノンが流れている。

誰もハロウィンにあったことなど、覚えていない。

「ハロウィンにもきっと、もっと何かが無いとおそらく・・・」
禁止にはならないだろうな。禁止。禁止とは言わなくても何かの規制。参加に対しての有償化。もちろん個人的にハロウィンに思う所があるわけではない。私は参加するわけではないし、遠い地で行われている出来事くらいのものである。対岸の火事と言ってしまえばそれまでだ。しかしこの時期になると毎年毎年タイムラインに様々なそういうたぐいのものが流れてきて、あとニュースの発生もいくつかあるし、そういうのを見るとなんとなくハロウィン沙汰に何某かの規制を設けるべきなんじゃないかなーっていう気がしてくる。

「でもきっともっと大混乱が無いと、きっとダメなんじゃないかな・・・。今のところ、みんな仕方ないとか、糞がって思いながらなんとかしている。なんとかしている状態だからなあ・・・」

なんとかしている。なんとかなっている。なんとかもっている。

それは、本人達的にはギリギリでも、他人から見たら違う場合がある。まだ大丈夫なんだと思わせる可能性がある。まだ全然なんともないんだ、と。もちろんそこで察してくれる人もいるだろう。しかし、逆に増長を産む場合もある。あると思う。

「過ぎたるは猶及ばざるが如しの過ぎたる行為がない限りはなあ・・・」
そんなことをぼんやりと考えていたら、閉まっていたトイレから急に、急によ?ジャーって水が流れる音がして、

「うおっ!」
ってなって、パソコンの前に座っていた私はびくっ!ってなった。

そんで間髪入れずにトイレのドアが開いて、ターミネーター2のシュワちゃんみたいなのが出てきて、さらにびっくりした。うああーってなった。





「なんだなんだなんだ!」
私は急いで部屋のドアを閉めて、件のシュワ氏が部屋に入ってこれないようにした。なんだなんだなんだどうした?どうしたこれ?バトルだからって急展開か!ってなった。でも、バトルで一時間あって急展開ができるからってこれは急展開すぎる。いくら何でも急展開。これは、ついてこれないやつだ。評価もらえないやつ。

「携帯、携帯か?」
しかしとにかく携帯電話で警察?救急車も呼んだ方がいい?携帯どこだ?って考えていると、

メキョン!ってすごい音がして、ドアが破られてライダースーツみたいなのの手が出てきて、その瞬間私はうあああんってなったし、死んだと思ったし、ハリウッド感!ってなった。

「あのー、すいません。私です」
しかしドア越しに聞こえてきたその声に、私は聞き覚えがあった。
「たわs・・・私!?」
聞こえてきたのは私の声だった(実際自分の声を自分で聞く場合、頭蓋骨かなんかの影響で違う声に聞こえて、実際の自分の声とは違う聞こえ方をするという話ですけども、だからこの場合も自分の声聞かされたところで知らないやつの声に聞こえるはずですけども、面倒なんでこうしました)。そこにはタミネタ2のシュワ氏に仮装したたわしじゃなくて私がたっていたのだった。





「びっくりしました?」
シュワ感のある私はそういって私の出したお茶をずずずっと飲んだ。トイレから出てきたときはすごい大きく見えたのに、落ち着いて見てみると全然そんなことはなかった。私分の背丈しかなかった。驚きとか恐怖とかで相手が実物以上に大きく見えるっていう様な類の事かと思われた。

「びっくりしたよ!?死んだって思った」
話を聞くと、シュワ感のある私は未来の私だという。しかも一年後の私だという。一年で何があったんだ私は!そう思った。何?どうしてこうなっているの?怖い。一年という歳月が怖い。

「あのですね、来年のハロウィンで、パージごっこをやるんです。私」
シュワ感のある私は湯呑を置くとそういった。

「はあ!?」
おフランスのやつ?え?私が?なんでよ!?

「あなたが扇動して、500人超で」
へええ!?

「な、ちょ、な、なんでですか?」
意味が解らない。私ほどハロウィンに縁の無いやつもいない。そんな新年号の最初の年にそんなことしないよ。私何もしないよ。何もしないで有名だよ私は。

「ハロウィンに規制を設けるために、です」
深刻そうな感じで言わないでシュワ氏、ドキドキする。

「扇動?私じゃないでしょう?」
混乱していると、シュワ氏は鞄を取り出し、そこから資料を出してきて、説明してくれた。

「バス横転、火、幾人かの処刑・・・」
アウト!

「何しに来たの?」
そこでふと気になって尋ねてみた。
「激励です」
シュワ氏はそういって、あとお土産もあります。っていって、来年の粉雪ですってなんかパウダーを出してきた。

溶けない氷かと思った。ポケモンの持つアイテムの





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