お題:熱いサラリーマン 制限時間:15分 読者:73 人 文字数:439字

習作102
 「おはよう!今日もいい日だな!」

 今日も鼓膜を震わせる大声のあいさつが聞こえた。
 おはようございます、と返す。
 声の主は目から炎でも出ているかのように煌めかせている男性。
 わたしの先輩だ。

 わたしは新卒で入ったこの企業の営業マンをしている。彼はわたしの教育係としてわたしに研修をしてくれているのだ。
 この先輩だが、とにかく熱い。というか暑苦しい。
 もちろん業務について教えてくれるのは感謝している。
 けれどもテンションが高すぎて空回りしているように、わたしには思える。
 他の社員の方も彼に対する見方は同じようだ。
 どちらかと言えばわたしは常に冷静なほうだから、余計にそう見えるのかもしれない。


 わたしも順調に仕事を覚えてきたある日。
 とんでもないミスをしてしまった。取引先に大迷惑がかかる。
 わたしは顔面蒼白になった。

 そんな時に声をかけてくれたのが先輩だ。
 上司に問い詰められる私と、一緒に必死に謝ってくれて、とても、嬉しかった。
 
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