お題:神の経歴 制限時間:15分 読者:24 人 文字数:874字

神様にリクルート!
 おほん。最初に言っておこう。私は現在、死んでいる。
 死んでいるのに何をしているのかって? ふふ、教えてやろう。なんと人間死ぬと魂になって天界に上がる。それは本当らしい。私は死んで天界に来た。通常ならば、ここから輪廻転生スロットを回すことになるのだが――ん? 輪廻転生スロットが気になる? だまらっしゃい。説明すると長くなる。
 とにかく私は輪廻転生スロットには挑戦せず、別の道を選んだのだよ。

 じゃん! なんと、神様になれる試験があるらしいんだな! それに今から挑戦してくるのだ。
 なんでも、私はその応募資格を満たしているらしいからね! あー! 今まで善人として生きてきて良かったー! 私、徳を積みすぎてしまったかな? いやぁ、諸君らには申し訳ないが、私は一足お先に神の座に上がらせてもらうとするよ。ふふふ、今から笑いが止まらないよ。
 
 おっと、面接官の天使に呼ばれた。じゃあ、行ってくる。諸君らも私の成功を祈ってくれ。
 そういえば何の神なんだろうか? まあ神ならなんでもいいよ。神最高!


「おお、笹村さん。貴方は素晴らしい人材ですよ。この経歴、中々お目にかかれませんな」

 早速面接官のべた褒め。これはもう勝ったね。

「もう採用は殆ど決まったようなものですよ。貴方のような逸材を逃すわけにはいかない」

 この面接官、分かってるなー!

「えーと。貴方の場合認知は日本になります。よろしいですか?」

 んー、日本ね。第一希望は天界本部だったけど……。まぁ日本も今は僻地とはいえ伸びしろかなぁ。
 まぁオーケーです。

「ありがとうございます。日本は八百万の神がいますからね。直ぐに空席ができてしまうんですよ。近頃の新入かみんは甘ったれた奴が多くて困ります。直ぐに転職しようとしますからね。ブラックだとかうるさいし」

 んー。なんか話の雲行きがおかしいぞ? 

「じゃ、頑張ってくださいね」

 え! 研修とかないの!? えー!?

かくして私は貧乏神になったのであった。生前のパスタ生活が高く評価されたらしい……。

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