お題:でかい裏切り 必須要素: 制限時間:15分 読者:65 人 文字数:921字

ありがちだったので、バトルにはやめました
友人がドライブに行こうと言い出した。興味がないのでとお断りの連絡をラインに入れたが、しかしすでに家の前の道から意味ありげなクラクションの音がしていた。パーパー言ってる。

出てみると案の定友人の車だった。正直車にほぼほぼ興味がないので、その車の車種とか車番とか聞かれても困る。ただ、
「ドライブに行こう」
と、友人が強い表情で言ってきて仕方がないので、ドライブに行くことにした。私は助手席に乗ることにした。のったと同時、ドアを閉めたと同時に友人は車を発進させた。

「ど、急、ド?」
どうして急にドライブなんて行こうって言い出したんですか?友人に訪ねてみると、なんか友人は思いつめた顔でぽつりぽつりと話し始めた。時々、エンジン音かなんかで聞き取りずらかったので、聞き返しつつ、私は辛抱強く話を伺った。

私としては、その話が面白かったら今度の即興さんのバトルで書こうという意図があった。思惑というか。

「こないだね、ドライブである峠に行ったんだよ。そしたら、その峠って、お化けが出るっていううわさがあったらしくてさ、でも俺何にも知らなくてなあ・・・。実際すげえ怖い目にあったんだ。それから知ったんだよ。その噂っていうのを、でな、その峠のお化けっていうのがな、俺の頭の中に直接話しかけてきたんだ」

車はお化けが出没するという噂のある峠に向かっているらしかった。

私はドキドキしながら、友人のその話を聞いた。今度の即興さんのバトルはこれで優勝できるかもしれないという様な事を考えて、興奮していた。

「お前が死にたくなければ、お前の代わりを寄越せって」
その瞬間、細工が施されていたのか、助手席のドアが勝手に開き、私は友人に突き飛ばされて、車外に転がり落ちた。

「な、し」
何してんだ!って叫んだが、そのあとすぐ、友人の車は、片方のドアが開きっぱなしでうまく運転ができないのか、ガードレールを突き破って奈落に落ちて行ってしまった。

私が茫然とその光景を見ていると、後ろから肩を叩かれ、振り返ると、そこにお化けがいた。

んで、この後なんやかんやあって、

私は懐妊した。

そんで、この話はこないだ書いた、『サーブに無縁だった』に続く。
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