お題:東京の朝飯 必須要素:十二使徒 制限時間:1時間 読者:60 人 文字数:761字

案内人 ※未完
「おっさん、ここ長いの?」
段ボールで寝ていたおっさんは眉を顔をしかめながら目を開いた。
「あぁそうだ。ここを譲る気はないがなんだ。お前みたいなのが何の用だ。」
「床屋行かない?金払うから」


連れてきてもらった公園はなかなかのどかな場所だ。木陰にベンチがあり、遠くに池も見える。
「なかなかだねぇ。」
「それで、まだ俺は解放されないのか」
「いいじゃない、どうせ暇でしょ」
「人間は嫌いなんだよ」
おっさんはずっとこちらを見ず、地面か遠くを見ている。髭がないのが落ち着かないのか、ずっとあごを触っている。
「俺も嫌いだよ」
でも旅先でなら不思議と積極的になれる。
「飯屋とかは?何か食べに行こうよ。昔行ってたとことかでいいけど。」
「飯屋なんてもう3年は行ってない。昔行ってたったってなぁ…」
「何が好きなの?牛とか鳥とか、焼きとか鍋とか。」
「そうだなぁ… 好きなもの… 天ざるかね…」
「蕎麦!いいねぇ。行きつけとかあるの?」
「蕎麦十っつってね… ちょっと遠いが… 15分くらいかね」
「よし行こう!」


「お前も変なやつだな。ホームレスに案内させて観光なんて、いつもこんなことしてんのか」
「いや?今日が初めてだよ。というかこんな旅行自体がほとんど初めてだし。」
「はぁー。ますます変なやつだな。」
「散々奢られといて失礼だぞ」
「こっちからお願いしたわけじゃねぇ」
ぶっきらぼうだが顔は笑っている。

知らない場所に行くってのは自分の知識が無になるってことだ。事前に調べなければどこを歩けばいいかさっぱり分からない。オフィスビルしか無い街を歩き回ってもしょうがない。ただショッピングに興味がなければテーマパークにも興味はない。その場の空気を味わえるような場所がいい。そういう場所は、地元の人間しか知らない。
作者にコメント

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