お題:とびだせ抜け毛 必須要素:「なんでやねん」 制限時間:15分 読者:48 人 文字数:541字

毛と抜け毛
俺ら「毛」一族は、常に仲間と離れ離れになる苦しみと生え主の束縛から逃れる快感であるとある現象と、隣り合わせなのである。

そう、「抜け毛」という現象である。

抜け毛、というのはその言葉の通り毛が抜ける事である。抜ける基準は定かではないが、毛根が弱っていたとかたまたま大きな力で引っ張ったとか様々な要因が考えられる。

つい先日は俺のすぐ隣に生えて居たうるさい毛が抜かれていった。あいつは中々変わり者でとても抜けたがっていた。

「ええか?ワイはな、こんなところでのうのうと生きるようなタマじゃねぇ。この束縛から必ずや逃れて自由になるんや!!」

あいつはいつもそう語っていた。
俺的には、抜けたところでこの世の塵と同列にされるぐらいなら、ヒトに依存していた方がマシだと思う。

その時は突然訪れた。朝、主が目覚め我々もまだ寝ぼけ気味のときである。いつものように主が頭をガサガサっと掻いたときに、あいつが抜けていったのである。
寝ぼけ気味だった彼はろくな反応も出来ず、離れる刹那に「なんでやねん」と叫んで去っていった。

彼は主の部屋に落ちたはずなのだが、その後見かけることは出来なかった。どこか街角の路地にでも入り込んだのかもしれない。
毛達は今日も抜ける恐怖と興奮と闘っている。
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