お題:見知らぬ狙撃手 必須要素:便器 制限時間:30分 読者:18 人 文字数:807字

左手は…
 腹痛い。
 めっちゃ腹痛い。
 トイレに行きたい。

 登校中、俺は急激な腹痛に襲われていた。何故だ。家出る前に既にうんこしてきたというのに…。それだけに、この便意は予想外だった。

「次は鶴橋、鶴橋です。JRに乗り換えのお客様は、この駅でお降り下さい」
 ぎゅうぎゅう詰めの電車に揺られながら、1人腹痛と戦っていた。次の駅までの辛抱だ。あと少し…

「くっさ」
 後ろにいた漫画村を読んでいる男が呟いた。
 しまった、気付かないうちにオナラをしてしまったか?
 公共施設の空気を汚さないようには意識していたのだが…くそっ。糞だけに。


「鶴橋、鶴橋です。お忘れ物のないようご注意下さい」
 来た。俺は他の客を抜けて扉に最接近。開いた瞬間、一目散に駆け出した。

「どこだ?トイレは…」
 案内板を見て場所を確認する。この階段を下りればいいようだ。


 階段に足をかけたその時、通勤通学中の駅という日常的な世界とは、到底不釣り合いな音が響いた。

 銃声だ!

 しかし俺はそんなこと関係ない!

 実が今にも出そうな肛門を必死で閉じながら、階段を駆け下りていた。
 銃声など聞き間違いだろう。余りに漏れそうだから幻聴がするだけだ。

 しかし、それは間違いだと知るまでは一瞬だった。

「痛っ?!」

 もう一度響いた銃声。耳にすると同時に、肩に尋常でない痛みが走った。
 手で押さえると、手の平が血塗れになっていた。

「くっ……」

 思考が追いつかない。何故俺は撃たれた?俺は生きられるのか?このまま死んでしまうのか?

 俺はうんこを漏らして死ぬのか?

 嫌だ。漏らしたくない。昨日焼き肉食ったから絶対臭い。漏らしたくない、漏らしたく…


「あぁぁっ!?!」

 3発目の銃弾が足に直撃した。俺は階段を転げ落ちた。
 足に手を当てた右手は血塗れになっていた。

 そしてお尻に手を当てたひで

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