お題:右の彼女 制限時間:1時間 読者:23 人 文字数:1127字
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左の彼氏
相沢心(16)
安川明人(16)
生徒A・男
生徒B・男
生徒C・女

○旅館の宿泊部屋
   5、6人分の布団が畳まれている部屋。
   部屋に、男女のグループ合わせて8人がクジを囲んで、ゲームをしている。
   その中に、相沢心(16)と安川明人(16)がいる。
生徒A「次の告白は、安川!」
   周りの生徒が、安川に向かって楽しそうにはやし立てる。
生徒B「安川には嫁がいるもんな。つまんねーよ!」
生徒C「早く終われ―!」
   照れながらも手を振って、おちゃらける安川。
   緊張する心に、友達が落ち着かせるように背中に手を置く。
生徒A「じゃあ、安川が好きなのは~~」
   周りの生徒たち、盛り上げるように手を打つ。
安川「相沢」
   全員、心の方を見て、回答をワクワクと待っている。
心「私は……」
   長い沈黙。
   見かねた生徒Cが、強い口調で男子に
生徒C「あんたら、心困らせるんじゃないわよ。担任だって知ってるんだから。公認よ! 公認」
生徒B「なんだよ、つまんねー」
   周りの生徒達、不満そうに文句を言い合う。
   心、俯く。安川、心の横にきて、不満そうに心の腕を強めに引く。
安川「相沢、来て」
   心と安川部屋を出ていく。生徒Cは心配そうに見送る。

○廊下
   非常灯がともっている。時計の針の音が鳴り響く。人通りがない。
安川「なんで、答えてくれないの?」
心「ごめん……」
安川、溜息をつきながら、
安川「あやまって欲しい訳じゃないんだけど。俺の事、好きじゃない?」
   心、首を横に振る。
安川「やっぱり、言わない」
   心、居心地悪そうに俯く。
安川「俺は、相沢と何でも遠慮せずに言い合えるようになりたいのに。相沢はいつもだんまりだ」
心「だって、みんなにペラペラしゃべるのは恥ずかしいよ」
安川「そう」
   安川、時計を見る。
安川「部屋に戻ろう。皆に心配するよ」
   心、歩き出した安川の後を追う。

○旅館の宿泊部屋
   賑やかなゲームが続いている。
   心、こっそりと友達Cの隣に座る。
   友達C、心をちらちらを見る。
   心、友達Cに困ったように微笑みかける。
生徒A「次の告白は、なんと、相沢だ!」
   部屋の生徒達が、一斉に心を見つめる。
心「私は……」
   心は、目を泳がせる。わずかな沈黙のあと、
   心は照れて慌てるように、安川を見つめて、指を指す。
   心、勢いよく顔を両手で覆う。
   安川、心の反応を見て照れる。
生徒B「お前ら、青春してるなー!」
生徒C「爆発しろー」
   周りの生徒が、心と安川を冷やかす。賑やかな笑い声が部屋に響く。
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