お題:やわらかい王子 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:13 人 文字数:732字
[削除]

卵王子 ※未完





「やあ。......どうやら君が、噂のお姫様のようだね」
 
 困惑している。どうすればいいのかわからないしこの状況に脳の理解が追いついていないし何よりも自分が何を見ているのかこれは一体、ああもう頭が。
 本当に何一つわけがわからないので、とりあえず一つ一つずつ整理していこう、と思う。一先ず視界を一時遮断し、今度は聞こえてくる声によく耳を傾けてみる。
 まずは声から。

「あれ、どうかしたのかい、きゅっと目を閉じて......もしかして具合でも悪いのかな?」

 おいそれお前のせいだ。
 聞こえてくる声に一切の違和感はない。恐らくは二十代前半であろう位の、若々しくも凛々しい声。おとぎ話に出てくる様な王子様の声、といえば中々に近しいイメージだろうか。
 
 とはいえ、声だけではやはり判断しがたい。これは明らかに『人間の男性』が発したものであり、その他の何者でもないことは明らかだ。けれど、この部屋にいるのは私一人なはずだ。それらを踏まえた上で判断するならば、私の気がつかぬうちに男の人が部屋に侵入していることになる。
 やだそれ怖い。

 それならばさっきの光景の方がマシなのでは、と。
 そう考えてもう一度、まさかさっきの自分の見たものは本当なのか、それとも幻か何かでも見ていたのかと。
 それを確かめてやるべく、大きく目を見開いて。


「................ああ、間違ってないなぁ......」

 
 眼前のテーブル、その上にちょこんと置かれた小皿。
 その更に真ん中、卵が座っていた。

「どうかしたのかい、私でよければ力になるよ?」
 
 喋っていた。

 ......とりあえずお昼ご飯には、たまgご飯を。
 

 
 
この作品をツイート

似た条件の即興小説


ユーザーアイコン
人気者ソウタ ※未完
作者:ミズノガク@即興小説69日 お題:群馬の子犬 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:21 人 文字数:666字
オイラはソウタ!人間にそう呼ばれている。楽しいことが大好きで、身体を動かすことも大好き!だから、人間と遊ぶのはすっごく大好き!!おっ、今日は近所の太郎が遊びに来 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小伏史央 お題:不屈の軽犯罪 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:49 人 文字数:1126字
とんでもないとんでもない。飛んでも無いどこにもない。一変・大変・状況・改変・回転・雷鳴・時間が変わった。どんとんどどんと鐘が鳴る。あれは108n個の煩悩だ。こ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:志鳥ふみか お題:昨日の悪魔 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:71 人 文字数:1353字
散らかり放題の自分の部屋を見て、溜息を吐いた。 嘆いても仕方がない。今日もあの小悪魔どもはやってくるのだ。被害を最小限に食い止める努力はせねばならぬだろう。 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:evening お題:昼の慰め 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:109 人 文字数:1408字
燦々と注ぐ真昼の光を透かして、薄紙のような朱色の花は燃え立つように鮮やかだった。 危険動植物管理課が所有する植物園の、門から最も遠く離れた位置にその花畑はある 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ふす お題:斬新な道のり 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:97 人 文字数:809字
このまっすぐな道を進めば初まりの村に着くと本能が告げている。と、言うよりはゲーム界では割とお約束というものだと思っていた。本能はそう、告げているのに、目を覚まし 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:犬のパイロット 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:98 人 文字数:1021字
家のベランダからすぐ下のところには公園がある。その公園には遊具があって、結構広い。日曜とか子連れ狼・・・子供を連れたママさん方などで、結構賑わっている。まあ私も 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:抹茶飯盒 お題:愛と死の成熟 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:136 人 文字数:1041字
「君が好きだ……。」「ええ、私も……。」 暗い部屋の中で、一組の男女が抱き合っていた。 翌朝。男は死体となって発見される。「ナイフで一突きってえ所か……。」「え 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:れいら@暗教余韻 お題:純粋な顔 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:109 人 文字数:831字
あなたはなんて美しい人なんでしょう。歯の浮くようなお世辞。貼り付けたような笑顔。そんなもので私に気に入られようとしても無理に決まっている。世の中そんなに甘くない 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
※未完
作者:nur155 お題:茶色い境界 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:127 人 文字数:588字
小さい頃、想像遊びをするのが好きな子供だった。授業中や、休み時間に友達と遊んでいるときでも、ふと気づくと想像の世界に入ってしまい、人の話を聞いていないなんてい 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:タム~ お題:怪しい昼食 必須要素:1000字以上 制限時間:15分 読者:182 人 文字数:415字
「今夜見た夢の感想を1000字以内で述べよ」これが今日の俺の宿題。 だと言うのに……俺は今日布団で目を覚ました時、夢の事について何も覚えていなかった。 「…… 〈続きを読む〉

匿名さんの即興 小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:愛の「えいっ!」 制限時間:15分 読者:2 人 文字数:497字
世界の終わりを告げるかように太陽の照りつける夏。深水愛はただ一人海に向かった。彼女の抱える鞄は恋人だった男がプレゼントしてくれたものだ。中身も同様に元恋人のプ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
エイの愛 ※未完
作者:匿名さん お題:愛の「えいっ!」 必須要素:プチ整形 制限時間:15分 読者:2 人 文字数:436字
そのエイは意を決して海底美容外科に飛び込んだ。出迎えたのは白衣を着た初老のシュモクザメだった。気怠そうに安楽椅子に座り、左右に広がった頭部の両端に据えられている 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:愛、それは恋人 必須要素:TOEFL 制限時間:15分 読者:5 人 文字数:543字
「ねぇ、あなたは誰?」…はっと目を覚ます。夢を見ていた。誰か、それも自分が見たことも聞いたこともない、現実では知り得ない女性の。「お前が誰だよ…?」大学生活を快 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:僕の嫌いな絶望 制限時間:15分 読者:6 人 文字数:269字
まあねこんな事やってるからこの暇つぶしする前の僕の嫌いな絶望やんと思った人は帰りの会で先生にいいまーすこのくだり知ってる人はマキシマムザホルモン知ってる人だとか 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:俺とキス 必須要素:義眼 制限時間:1時間 読者:5 人 文字数:2158字
「...なあ」彼の義手を手入れしてる私を見て、呆れたように彼が言った。「なに?」「こんな俺と居て、気持ち悪くねーの?」「...さあね。少なくとも、今君から離れた 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:斬新な青春 制限時間:4時間 読者:5 人 文字数:1444字
私が、十五,六の頃だったか。私の祖父母の家の近所には鬱蒼とした雑木林があった。光が差さず暗いことから、化け物林と呼ばれていたこと、そこに私に恋した一人の女性が 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:理想的な春雨 制限時間:30分 読者:3 人 文字数:746字
アジア地域でよく食べられるものらしい。原料は、国によって違うが、芋デンプンや緑豆デンプンなどから作られる。その人の好みによって、理想的な春雨が違うということだ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:名付けるならばそれは誤解 制限時間:15分 読者:5 人 文字数:219字
「明日、また会いにきますね」それが、彼女……木古内楓が僕に残した最後の言葉だった。その「明日」は、猛吹雪という天候で訪れた。まるで、襲いかかるように吹き付ける雪 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:来年の団欒 制限時間:15分 読者:15 人 文字数:913字
「来年はどうなってますかね、ここ」「また難しいこと言うね」カートを押しながら後ろをついて回る彼女に、私は手に取ったサバ缶のラベルを読みながら返事をした。随分と長 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:ダイナミックな独裁者 制限時間:30分 読者:3 人 文字数:984字
日本国政府が、肝入り政策として、Cool-Japan輸出を積極的に行っている。ゲーム・アニメ・マンガといった日本国特有のサブカルチャーが中心だ。その中に、"ダ 〈続きを読む〉