お題:うへへ、死刑囚 制限時間:15分 読者:197 人 文字数:541字
[削除]

死刑囚
誰かの平穏が自分にとっての罪悪に感じた。
「おい、マッチ棒を持ってこい」
看板に描かれた顔は猫にそっくりだった。
首を吊るす為の縄を短いろうそくで照らすと、
見事な白鯨が自分の背後を通り過ぎた。
誰か見ていないか。頼むから反応してくれ。
埃が宙を舞っている。
あなたはステージの中央から外れた場所にいる。
好きな音楽で全身を塗り固めたら二度と近づく事は出来ない。
文字ほど伝達力の乏しい文化は存在しない。
目の前で冤罪が踊っている。
「時計は決してあなたの味方にはならない」
「なら私は何に縋れと言うのだ」
「大きな建物が見える、本物かもしれない」
「首が裂けて影すら見えない」
朴訥という意味を持っている。
貼り付けた顔に引き換えて小さな切符を手にした。
行き先は知らされず片手間にサイコロを放り投げている。
愕然と呼ぶには遠く及ばない安心感が足元で泣いている。
先日通知が届いた。島が無くなるらしい。
家の事を考えていた。2階に生菓子を置き去りにしている。
葉状の頭はこちらを見向きもせずひたすら遠く向こうの建物を凝視している。
階段の音は軽快に篭っている。誰かを喜ばせる為のものではない。
因果と47秒は自分にとって最後の希望だったが、もうそれも無い。
人を呼ぼう。
無理だ。
この作品をツイート

似た条件の即興小説


ユーザーアイコン
作者:小泉 毬藻 お題:記録にないセリフ 制限時間:15分 読者:17 人 文字数:391字
先生はボイスレコーダーを再生する。確かに流れてくるのは自分の声なのだが、話の内容を全く覚えていない。「本当に覚えてないんですか?」何度も聞かれたが覚えていない。 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:にい お題:死にかけの尿 制限時間:15分 読者:12 人 文字数:1033字
夜、そっと夫の寝室を確認すると、無事に死んでいた。私は部屋には入らないままで、ほっと息をついた。家に帰るといつも生きているふりをする夫だから、ひょっとして生き 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:日ノ宮理李@バブみ昆布 お題:純粋な高給取り 制限時間:15分 読者:21 人 文字数:882字
位の高い人だからと窓際に移動させられて2日。「……」 社内メール閲覧と、ネットサーフィンをし続けるのもだんだんと飽きてきた。学生自体とやることが変わらない状態 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:サイバシ お題:平和と裏切り 制限時間:15分 読者:9 人 文字数:670字
「裏切ったな! お前は、俺達を裏切ったんだ!」「許せ勇者……言い訳はしない」戦争があった。人と人とではなく。人と魔による、それぞれの種の存亡を懸けた戦争が。古の 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:DDT お題:女の蕎麦 制限時間:15分 読者:10 人 文字数:435字
蕎麦を打て!祖父からの遺言である。祖父、父、そして私と、このひなびた蕎麦屋を続けるか否か。三代目の士気の見せ所であった。が。はっきりいって、それほど蕎麦に興味が 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
作者:yaichiyo お題:小説家のパラダイス 制限時間:15分 読者:9 人 文字数:732字
(#81) 書ける……書けるぞ! 指が滑らかに動き続けている。自分の脳内で創り出された映像が的確に文字として出力され続けている。それも自動的に。 であるから、私 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:かたぎり お題:綺麗な沈黙 制限時間:15分 読者:6 人 文字数:147字
シリアス君は私にいった世界は危険だ、気をつけたまえユーモラス君は私にいった世界は最高だ、もっと楽しめシリアス君はユーモラス君にいったもっと危機感もてよユーモラス 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:夢路 お題:臆病な同性愛 制限時間:15分 読者:3 人 文字数:382字
携帯電話のメッセージの履歴を見る。彼女から、何件ものメッセージが来ていた。心がぎゅうと締め付けられた。わたしとあの子が仲良くなったのは、学校で同じクラスになっ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:日ノ宮理李@バブみ昆布 お題:小さな境界 制限時間:15分 読者:13 人 文字数:867字
ルームメイトだからこそきっちりしなきゃいけない部分がある。「ここから先はぜったい入っちゃダメだからね!」「えー入れないと眠れないじゃん」 そういって彼は指をさ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:kk お題:冬の敗北 制限時間:15分 読者:3 人 文字数:260字
勝利したのは夏だった。活気あふれる夏だった。己のすべてを出し尽くし、死に物狂いで戦った。 敗北したのは冬だった。意味が失われていた夜だった。出し尽くすものなど 〈続きを読む〉

匿名さんの即興 小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:とびだせ俺 制限時間:1時間 読者:3 人 文字数:1032字
やばい、緊張してきた。どうしよう。 いやいやいや、ここまで来て引き下がっちゃ男がすたるぜ。俺は今から、3ヶ月間思い続けてきた相手に告白するつもりだ。なぜそんな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
※未完
作者:匿名さん お題:かゆくなる消しゴム 制限時間:15分 読者:4 人 文字数:592字
走り出した。ビチャビチャと海水で服が濡れて重くなっていく。果てもないような地平線でかつて彼女が海岸で笑っていた。今では、ただの海でしかない。ここからずっと行けば 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:最後の博物館 制限時間:15分 読者:5 人 文字数:494字
小さな頃から通っていた、大事な大事な思い出の場所。 最初は両親と一緒に行った。 初めて来た場所、初めて見る物に興奮が冷めなかったのをよく覚えている。 子供の時 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:神の喜劇 制限時間:15分 読者:5 人 文字数:312字
こと、とチェス盤に駒が置かれた。それを見ていた男がふーと息を吐いた。「また、手に詰まった」「ふふふ、じゃあまた交換条件が発動かい?」 交換条件。それは互いに手 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
愛犬の最後 ※未完
作者:匿名さん お題:死にかけの尿 制限時間:15分 読者:4 人 文字数:592字
大島良彦は四十年勤務した会社を三月に定年退職した。再雇用で六十五歳まで働くこともできたのだが、ひとまず区切りをつけて自由な身になりたいと考えたのだ。やりたいこと 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:東京の探偵 制限時間:30分 読者:7 人 文字数:1254字
「ここで僕の推理、聞いてくれませんか?」部屋の真ん中辺りを歩きながら探偵はにっこりと笑う。その推理は確実で、忠実で、繊細。だからこそその答えが導かれる。皆は彼を 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:君と僕 制限時間:2時間 読者:3 人 文字数:2005字
君と僕が出会ったとき、僕の家の庭にはシオンが咲いていた。母が大事にしていた庭に亡くなった父がせっせと侵食するように植えたものだった。それは両親を亡くした僕にと 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:奇妙な恋 制限時間:15分 読者:5 人 文字数:893字
ああ美しい。私は今日もあの方の虜である。彼はそこら辺の男たちとは見た目が段違いで、声だっていい。性格も優しくて、頭もいい。売れっ子アイドルであるから、私だけの彼 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:永遠の経歴 必須要素:人間使用不可 制限時間:15分 読者:1 人 文字数:564字
皆は知っているだろうか?人は経歴によって全てが終わってしまう事を。そして今、僕もこの経歴によって人間使用不可という罪を課せられる。ひどい話だ。僕の頭に被せられ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:マンネリな川 制限時間:30分 読者:5 人 文字数:1373字
あるところに川がありました見た目はごく普通だけど、実はこの川の中には肉食な魚がたくさんいるらしい少し濁っていてどのくらいの深さなのかは見当もつかないそんな川に散 〈続きを読む〉