お題:大きな同情 制限時間:15分 読者:49 人 文字数:555字

大きな同情

神様にお願いをしたいときがある、それが今。
お願いをしたいのに願える神がいない、それも今。
アステカ神話において世界を滅ぼしたとされる怪物、オセロットが顕現した。
理由は決まりきっている。
4度目に栄えた人類を滅ぼすためである。
アステカ神話の通りーーそう、未来を語っていた物語に沿って現れたのだ。
若い男の姿を模したそれは、片手で東京都を地図から消して見せた。
その一歩で道が消え、鼻唄で街が消え、片腕で都市が消える。
伝説に則った能力は正に反則であり、生存をかけた戦いのために集められた集団ですらひとたまりもなかった。
炎を操り、石ですら灰にする異能の持ち主がいた。
「人間がよく言っているじゃあないか。限界は決めるな、と。俺を燃やすにはゼロが足りない。」
彼は無色の炎で影すら失った。
拳闘士として名を馳せ、刀の達人すら寄せ付けない強さの戦士がいた。
「その通り。力がすべて。力がないやつは死ぬ。」
戦士は絶望する暇もなく力に潰された。
唄を歌う吟遊詩人がいた。
彼は戦士ではなかったが、唄で戦った。
「終わることは美しいことだ。はなむけは必要がない。それを知らぬ時点でお前の唄はただの音だ。」
彼は律儀に、ひとりひとり殺す相手に言葉を投げた。
それは返事を必要としない放送、ただの大きな同情だった。
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