お題:綺麗な奈落 必須要素:ホモ 制限時間:1時間 読者:49 人 文字数:2915字 評価:0人

シンヤですと答えた。
つい最近、必須要素:ホモを体験したばかりであったため、ホモに関しての使い方をその時考えていた。
「自分の事をホモサピエンスです!っていうのよ。そんで・・・」
その十五分の話を書いた際もう一個やりたいことがあったんだけども、十五分という時間の壁を破れずにそちらの方は出来ていなかった。一時間だったらできるかもしれない。
「sexは男ですっていうのがやりたかったんだよなあ・・・」
sexは性別のsexです。ユニセックスとかいうでしょうあれあれ。

最近、即興さんでは必須要素とお題を早々にクリアする話にはまっている。最初の一文でクリアしてしまって、召喚酔いに影響されませんでした。みたいな事を書いてあとは軒並み自由な感じで書き進めるという行為にはまっている。最後までお題を使えずに秒読み段階に至って、泡を吹きながら何とかしなきゃ何とかしなきゃってやっているのに比べて余裕がある。余裕が素敵だ。余裕があると肩の力も抜けるし、指の動きもいつもよりも滑らかな感じがある。わかりやすく言えば十五分で千文字超える。
ちなみに以前の私というのは、
「早々にお題と必須要素を書くのはなんか、なんだろうなあ・・・」
って言っていたけども、今にして考えてみたらあほであった。最初に書かずに、どこで出るかわからない風にしようとしていたのには、
「お題と必須要素の使い方がうまいなあ」
って言われたいっていうのがあったんだろう。高望みであったと思う。
お前には無理だ。ともっと早く誰かが、例えば私に厳しい私の姉とかみたいな人が「お前はとても馬鹿なんだから無理するな」と、言ってくれていたらもっと早く気が付いていたかもしれないが、しかし他人のいう事を素直に聞けない私であるから、もしかしたらそういうことを言われたら逆上して、
「なにくそ畜生」
ってなって、もっと評価のもらわれにくい話を書こうとしていた可能性もある。その結果、暗黒の年月を、暗黒としか思えない様な年月、歳月を幾星霜か過ごしていたかもしれない。それは怖いと思う。とても恐ろしいと思う。だからよかった。最初にお題と必須要素をクリアすることの楽しさと楽さというのが知れてよかった。本当によかった。人よりもそのことに気が付くのは遅かったかもしれないけども、でも私も無事に知れた。

というわけで、今回のこの話は、すでにホモを、必須要素をクリアしてるといってよい。お題の綺麗な奈落もその十五分の際の安い傑作という広い、遠浅の海みたいな広大な敷地面積を誇るお題に比べると、やや軽めであると思われた。

で、
「奈落ねえ・・・」
綺麗かどうかは知らないが、とりあえずまず思い浮かんだのは、ほっしーであった。ほししんだ。星新一。おーいでてこーいのやつ、あれ。しかし一番最初にバトルに参加して、一番最初に投稿するならまだしも、今日だって制限時間のギリに始めてしまった私なので、おそらく最後になるか、あるいは最後の前になるかという所に投稿されることになる。そうなると、おーいでてこーいを先に使われていた場合、とても恥ずかしいことになる。
「かぶっちゃった!」
ってなる。

だもんで、おーいでてこーいは使えない。おーいお茶なら使ってもいいかもしれないけども・・・。

そんで次に思い浮かんだ奈落は舞台とか装置の奈落であった。前に何かの本で読んだことがあるんだけども、舞台には奈落という装置があるらしい。
「舞台・・・女優・・・」
女優霊。

女優霊の最後は怖かったなあ・・・。

そんなことしか思いつかなかった。子供のころ友達の家に集まって、みんなで観た。とても怖かった。おしっこが漏れるかと思った。そもそもジャケットも怖かったじゃん。あの顔が切れてるやつ。恐ろしかったじゃん。

「・・・」
やめよう。思い出す。やめよう。夜だぞ。深夜だ。ドシンヤだぞ。

一個思いつくと、数珠つなぎにいろいろな事を思い出してしまう。今回の場合はホラーのフォルダだったためにホラーに関する色々な事を思い出してしまう。

例えば、霊石ラジオとか・・・。

いけない。やめろ。ドシンヤ。

というわけで、綺麗な奈落に関して書くべきことが無くて困ってしまった。いたずらに時間が過ぎていく。緑のブログもまだやってないし、ちなみに今日はワイヤレスイヤフォンを開けて使いました。っていう話を書く予定であった。苦労してブルートゥースにつないだっていう話を書く予定。説明書がどこの言葉かわからなくてとても困った。苦労したっていう話を書く予定であった。だもんで今ここでぐずぐずしている暇はなく、早いところ奈落の事を何とかしなくてはいけない。まあ、この心象描写に奈落に落ちていく人の感じがあってそれはそれで奈落もクリアなんじゃないかと思わないでもないけども、ただしかしこれではよくない。

これでは物語性が無い。十五分と一時間しかもバトルの部の明確な違いを挙げるとしたら、それは物語性を持たせるかどうかだ。と私は思う。十五分だったら物語性が無いのも仕方ないかもしれないけども、でも一時間も書けて物語性の毛ほどもないなんか羅列を見せられても、困るじゃん。何こいつってなるじゃん。

というわけで物語性が必要だった。

「あー、もう!」
というわけで今まで書いてきたことを全部混ぜることにした。


僕はその日、ワイヤレスイヤフォンと携帯をつなぐ作業をしていた。ブルートゥースにつなぐという事が思いのほか面倒で、苦心していた。
そんで苦労してやっとつないでみると、イヤフォンからはスマホから流れてくる音楽ではなく、何か別の音が聞こえてきた。

「・・・ここ・・・もと・・・いっしょ・・・」
まるで霊石ラジオみたいな感じのぶつぶつと切れる合間に音が聞こえてくるみたいな感じがあって、怖かった。しかし、その音はどこかに誘っているかのように聞こえ、興味本位で音のする方する方に行ってみると、そこに大きな穴があった。どこまでも続くか知れない奈落。周りの土も綺麗に削られて、底は見えなかった。おーいでてこーいみたいだなあ。

恐る恐るしかし好奇心が勝り、穴の端に立ってつい下を見ると、吸い込まれるように意識が遠のいた。

再び目を覚ますと、辺りはもともと僕がいた場所とは程遠い、異世界のような感じがあった。空の色が青ではなく土星のような色をしていた。

そして明らかに人間ではない、二息歩行の生き物が僕の周りを取り囲んでいた。簡単に言えば、馬とか鹿とかの顔をした生き物だ。

「誰だお前は?」
そういって僕は立たされて、とりあえず連れていかれた。よくよく見るとそれは何かの舞台、部隊の駐屯地のような場所であった。

テントの一つに連れていかれると、そこにも人間じゃない顔の生き物がいて、
「君はどこから来た?なんだ?」
と言われた。

どうにも仕方なく、
「ホモサピエンスです。sexは男です」
と述べた。

「これから、敵の討伐に向かう。君を保護している暇はない」
しかし、仕方がないので連れていかれるようであった。

「名は?」
そう聞かれたので。しにゃで
作者にコメント

対戦作品一覧


ユーザーアイコン
作者:inout お題:綺麗な奈落 必須要素:ホモ 制限時間:1時間 読者:94 人 文字数:2789字 評価:2人
「私は、貴方のことを愛している」「まじですか、ホモですか、道理で他を無視して僕のことばっか狙ってくると思った」「他の奴にお前を渡したくはなかったのだよ、その断末 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:youro お題:綺麗な奈落 必須要素:ホモ 制限時間:1時間 読者:62 人 文字数:1832字 評価:1人
ミドリムシ。単細胞生物。オスメスの区別はなく、細胞分裂によって増殖する。しかし細胞それ自体にも寿命はある。元は1つの細胞から分裂していくだけなら、その分裂の元 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:にい お題:綺麗な奈落 必須要素:ホモ 制限時間:1時間 読者:54 人 文字数:2685字 評価:1人
受付はずいぶん混んでいた。休日の市役所の窓口並みだ。番号札が発券されて、椅子すらない待合所で立って待たされる。待合所といっても寒空の下で、壁すらない吹きさらし 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:雨宮ヤスミ お題:綺麗な奈落 必須要素:ホモ 制限時間:1時間 読者:79 人 文字数:3446字 評価:1人
僕の目の前に現れたそれは、オタマジャクシのような姿をしていた。黒い頭で尻尾が長く、目は飛び出ている。前足のようなものが生えているので、遠からずカエルになるのか 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:綺麗な奈落 必須要素:ホモ 制限時間:1時間 読者:49 人 文字数:2915字 評価:0人
つい最近、必須要素:ホモを体験したばかりであったため、ホモに関しての使い方をその時考えていた。「自分の事をホモサピエンスです!っていうのよ。そんで・・・」その十 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ミズノガク@即興小説82日 お題:綺麗な奈落 必須要素:ホモ 制限時間:1時間 読者:45 人 文字数:1871字 評価:0人
じぶんの名はツネカズという。とある寺の子として生まれ、日々精進に励んでいる者である。じぶんは、何かについて考えることが好きである。修行の一環の中では、例えば人生 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:旬の甘栗 お題:綺麗な奈落 必須要素:ホモ 制限時間:1時間 読者:90 人 文字数:2014字 評価:0人
ああ全く救いようのないやつだと。そう何度思えばいいのだろう。 朝目覚ましが鳴るよりも早く目覚め、寝間着から着替えるなり部屋を出て歯を磨き、ベランダに出て冬の冷 〈続きを読む〉

和委志千雅の即興 小説


ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:神の幻想 必須要素:二人称 制限時間:15分 読者:16 人 文字数:885字
「神だよ」日本には八百万の神がいて、とにかく神には困らない様子だ。それはもう八百万もいたら石投げたら神に当たるだろうと思えた。そして重要なのは、例えば一人の神は 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:真紅の怒りをまといし階段 必須要素:丑三つ時 制限時間:15分 読者:31 人 文字数:818字
丑三つ時に目が覚めた。トイレに行きたいという衝動が私の意識の外壁を突き破って夢中までに侵入したようであった。反射的に枕から顔を起こしてビデオデッキについている時 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:孤独な夕方 必須要素:直腸 制限時間:15分 読者:22 人 文字数:1062字
昔、うちのところのばあさんが、その当時子供である私に次のような話をした。「子供がいつまでも外で遊んでいると、直腸食べが来るぞ」と。普通、スタンダードにお化けとか 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:運命の少数派 必須要素:ポエム 制限時間:15分 読者:14 人 文字数:962字
「明日の天気はどうだろうなあ・・・晴れたらいいなあ。洗濯物も乾くし、あと、晴れたらいいなあ」心ばかりのベランダで空模様を眺めていると、突然後ろから衝撃が走った。 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:つらい駄作 必須要素:しめじ 制限時間:15分 読者:25 人 文字数:918字
「何か、これが自分だ。みたいな作品はありますか?」電話でそう聞かれて、言葉に窮した。これが自分だ?これが和委志千雅っていうの?なんだそれ?何者だ?「あ、あ、いっ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:恥ずかしい夕方 必須要素:美しい情景描写 制限時間:15分 読者:35 人 文字数:900字
目を覚ますと、夕方であった。くしゃみで目を覚ました。お酒を飲んで酩酊したうえでのこととはいえ、その場で布団もかけずに寝ていたのは不覚であったと思う。日中は暖かい 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:アルパカの大雪 必須要素:ボーイズラブ 制限時間:15分 読者:28 人 文字数:948字
アルパカに乗りたい。そんな思いが自分の中で浮上した。浮上したと書いたのは、それが本当に急に浮かんできたからだ。ぷかぁっと、浮かんできた。顔を出してきた。理由はわ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:激しい情事 必須要素:正月 制限時間:30分 読者:24 人 文字数:1715字
ジョージとの情事を行ってから、4、5日が経過した。「・・・」本音だけども、ジョージとの情事が発生するとは思っていなかったので、こうなんというか、ショッキングだっ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:興奮したカラス 必須要素:男使用不可 制限時間:15分 読者:25 人 文字数:941字
鳥というのは、逆にされると動かなくなるらしい。逆っていうのがちょっと分かりづらいかもしれないので、簡単なイメージとしては、鳥←を逆にするみたいな事。上下逆。そう 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:和委志千雅 お題:素晴らしい借金 必須要素:FX 制限時間:15分 読者:31 人 文字数:953字
友達の一人が、実家に帰るという話を聞いた。「え?何?帰るの?」ラインを送ってみた所、その日の返信は来なかった。まあ、夜中の10時に連絡したんだから、みていないと 〈続きを読む〉