お題:不本意なぬくもり 必須要素:パチンコ玉 制限時間:15分 読者:14 人 文字数:640字

忘れられない温もり
諸君はラッキースケベというものにあったことがあるだろうか?

僕はある。

忘れようにも忘れられない。

僕が大学生のころの話だ。

僕のサークルでの飲み会の帰りだった。

飲み会はいつも以上に盛り上がっており、お世話が必要な人が何人か居た。

僕は家が割と遠い方だったので、終電に向け帰る準備をしていた。

お世話がかりの皆さんに励ましの言葉を贈り、足早に帰っていった。

駅の方に向かっていると、前を歩いているサークルの後輩に気がついた。僕が密かに好いている女子だった。彼女より僕の方が歩幅が大きいため自然と追いついてしまった。

仕方ない、と腹をくくり彼女に話しかけ、共に帰ることにした。

偶然にも帰る方向が同じ方向で同じ電車に乗ることになった。

しかし幸か不幸か、人身事故が起きていたらしくホームがごった返していた。

やっと電車に乗れたものの、人と人の間に空間などない。慈悲は存在しない世界だった。

その時、背中に柔らかい温もりを感じるのだ。
後ろにいるのは、後輩の彼女だ。

僕は精一杯その温もりを感じないようにした。この感触はパチンコ玉だ、パチンコ玉なのだ、と自分に言い聞かせた。

降車駅について、僕ら含めて乗客がどっと降りる。雪崩に巻き込まれるかなように僕も降車した。

満員電車きつかったねぇ、って話しながら心中穏やかではない。

そのときの彼女は凛とした表情で、いつものように、そうですよねぇ、と相槌をうった。

僕はその表情から何も読み取れなかった。
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