お題:夜と恋人 制限時間:30分 読者:36 人 文字数:404字
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後悔
まだ肌寒い。
そんな夜更けの出来事。

あの時君は何を考えて、何を伝えようとしてくれていたんだろう。
何かを言いかけて開かれた唇も、僕のことを思って飲み込んだ言葉も、全部全部過去のもの。
あの時無理にでもその言葉を聞いていたら、少しは変わっていたのかな…、なんて。
遅かれ早かれこうなることは分かっていた。
仕事にかまけて君を蔑ろにした。
帰りが遅くなると分かっていても連絡をしなかったこともあったかな…。
僕は君に全面的に甘えていたんだと思う。

君が嫌っていた煙草の匂い。
君と飲んだ安い発泡酒の味。
君と過ごした狭いアパートの部屋。
君と見上げたこの星空。

今更考え直したって遅いのに…
今更後悔したって意味が無いのに…
出来るならばもう一度やり直したいだなんて。

僕は自分の不甲斐なさにイラつきながら発泡酒の缶を握りつぶし、喉の奥から込み上げてくる何かをぐっとこらえた。

「…っ……ごめん、…」
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