お題:混沌の映画館 制限時間:15分 読者:74 人 文字数:1088字
[削除]

リア充の爆発によるテロ撲滅のためのお願い
混沌とはすなわちカオス、カオスとはすなわちCHAOSだ。一部の欧米人はもったいぶってKHAOSと書いたりもする。どっちかというと後者のほうがかっこいいかもしれない。話を戻すとカオスとは要するに混沌であり、混沌とは何かいろいろある状態のことである。あまりに何かいろいろあり過ぎてうわー何だこれーわけ分かんねーってなってることを人はカオスと呼ぶ。もともとそういう意味でもなかったらしいのだが少なくとも西暦2018年現在の一般的な日本人は恐らくそうだ。

映画館とは端的に言えばカップルが手をつなぐための言い訳会場だ。暗い、席が隣、集中すべきものが目の前にある。ふとした拍子でちょっと手が触れてしまっていやごめんね事故だよアハハなんて言うことすらもこの空間では許されず繊細になった感覚は相手の体温をしかと感じるこの緊張感。主役であるはずの映画の内容など2時間後には1ナノたりとも頭に残っていやしないのになぜかふたりの雰囲気だけは映画館に入る前と後では全く違う。ノーランとか泣くぞ。カップルで観る映画にダンケルク選ばないだろうけど。

つまりそれらの単語が組み合わさっている混沌の映画館とは、あまりにカップルが多過ぎて手つなぎ案件が多発していることを指す。手をつなぐという文字に起こせばたったそれだけの行為に単体でもコストをかけ過ぎなカップルが多数集中することで、そこから発生したエネルギーが充満し今にも大爆発しそうな状態になっているのだ。すなわち混沌の映画館とは核弾頭そのものだ。リア充爆発しろとはよく言うが本当に爆発されたら堪ったもんじゃないし、まして多数のカップルが集中している混沌の映画館で爆発が起ころうものなら連鎖的にそれは拡大しやがて映画館ひいてはビルそのものが崩壊しかねない。まして規模が核クラスなのだから、たとえば新宿ピカデリーが混沌の映画館化すれば新宿全域が一瞬にして焦土と化すだろう。戦後日本もびっくりの焼け野原だ。ついでに米軍も駐留してくるかもしれない。

このような事態を引き起こさないためにも、映画を観る時は必ず一人で観るか、あるいは誰かと観るにしても恋愛関係にない親兄弟や友人にしておこう。日本の平和を守るためには一市民としてこれくらいの自制は当然すべきだ。国民の義務だ。税金を納めるのと何ら変わりはない。むしろ息を吐くようにカップルで映画館に行く人間はテロリストと言っても過言ではない。手をつなぐどころかキスなどおっぱじめる輩もいるが、あんなのはISISより悪質なテロだ。断じて許すべきではない。

混沌な映画館の回避にご協力ください。私からは以上です。
この作品をツイート

似た条件の即興小説


ユーザーアイコン
噛み合う歯車 ※未完
作者:朱根標 お題:不思議な信仰 制限時間:15分 読者:12 人 文字数:531字
僕の彼女は独特だ。彼女の朝は、イワシの頭の模型に祈りを捧げることから始まる。初めて見たときは勿論驚いて、いや家がそういう宗教なのだろうか、と問うてみたら。「イワ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:雨宮ヤスミ お題:斬新な想い 制限時間:15分 読者:18 人 文字数:1185字
高山くんの告白を、アキコは断ったらしい。 高山くんと言えば、クラス一のイケメンと言うわけではないが、まあ三番ぐらいには入る。別に暗いとかそういうわけでもないし 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:がしゃ お題:孤独な笑い声 制限時間:15分 読者:17 人 文字数:941字
声が聞こえてきた。小さな子どもの声だ。鳴いている。いや、泣いている。いや、哭いている。雑踏の中で掻き消えそうな。でも確かにその叫びは祈りはひしひしと私に突き刺さ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:日ノ宮理李@バブみ昆布 お題:イギリス式の花 制限時間:15分 読者:14 人 文字数:860字
美化委員会が学園の手腕を握るのはおそらくイギリス仕様にした学園のデザインによるもの。 文化祭でいったことのある妹の学校はドラマや、アニメなどに出てくるよくある 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:カ ク お題:彼女が愛したパイロット 制限時間:15分 読者:10 人 文字数:685字
目の前で改札に吸い込まれていく磁気定期券を見て、昨日もこの後ろを通ったと思う。目の前の後頭部、黒いショートカットの後ろ側、見覚えがある背中だった。磁気定期券が吐 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
作者:破死竜 お題:ダイナミックな団欒 制限時間:15分 読者:16 人 文字数:502字
段々と陽が沈んでいく。秋なら、私たち女性陣は眩しくて仕方なかっただろうけれど、年も明け春の気配が迫った今日は、もう日差しは席までは届いては来ない。 意外そうな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:DDT お題:未熟なぐりぐり 制限時間:15分 読者:13 人 文字数:465字
「子どもの時の自分に会いたくない?」いきなり幼馴染の優実から聞かれた。「ええー?」正直どうでもいいよクソが、と思いながら愛想笑いしてみせる。そうしたら信じられな 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
三度は無く ※未完
作者:朱根標 お題:来年の土地 制限時間:15分 読者:13 人 文字数:453字
今年もまた、移動の季節が来た。俄かに家々が慌ただしくなり、道々が簡素になっていく。今年という表現には些か語弊ががあるかもしれない。その部族に一年365日がきっち 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:アマハム お題:求めていたのは14歳 制限時間:15分 読者:24 人 文字数:515字
人間があらゆるテクノロジーを手に入れてから何十年、何百年と月日が流れた。 あらゆる人々はテクノロジーの恩恵を手に入れ、便利を通り越し、もはや当たり前のこととし 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:雨宮ヤスミ お題:今度のブランド品 制限時間:15分 読者:20 人 文字数:1375字
「あいつ絶対、パパ活とかエンコーやってるわ」 木村がそう断言するのは、必修の科目が同じ太田という女子のことだった。「見たかよ、あいつの財布? あんなもん大学生が 〈続きを読む〉

匿名さんの即興 小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:愛と死のうどん 制限時間:30分 読者:2 人 文字数:542字
○月○日妻が死んだ。死因はうどんに入っていた毒を飲んでしまったからだ。うどんに毒を入れたのは彼女の親友だ。何故入れたのかと警察が聞いたところ「彼女には前から恨み 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:穏やかな水 制限時間:1時間 読者:0 人 文字数:954字
お題小説が思いつかないのでブログです。 今回は”貿易摩擦”です。 ファーウェイのCFOが逮捕されました。報復として、何故かカナダ人が逮捕されましたwww。逮捕 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:薄汚い男祭り! 制限時間:15分 読者:3 人 文字数:436字
「今、幕が上がる。」そう、君が呟いた。次の瞬間、目の前には薄汚い男たちが一斉に中央の塔に向かって走る。わけが分からないまま、その光景を眺める。薄汚い男たちは、汗 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:絶望的な冬 制限時間:15分 読者:1 人 文字数:311字
世間は大掃除も終えて、後はいよいよ新年を待つだけとなった。しかし、その青年は夜も更けているというのに、未だ何かをやり残したような顔でいる。「もう年が明けちゃうよ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:彼女が愛した列車 制限時間:15分 読者:0 人 文字数:482字
俺の彼女だった愛佳は、電車が好きだった。いつも一緒にデートプランを考えていたが、最後は決まって夕方であるこの時間でこの丘を通過する電車を見ることになっていた。俺 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:運命の深夜 必須要素:コショウ 制限時間:15分 読者:5 人 文字数:412字
この空間は長い静寂に支配さらていた。目の前には顔色一つ変えないあいつがいた。こんなことになったきっかけは些細なことだった。ただ、俺とあいつが所属しているクラスで 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:正しい百合 制限時間:30分 読者:6 人 文字数:159字
私は目の前にある綺麗な白い体を指でそっとなでてみると、体は恥ずかしげに揺れてその反応が可愛くて何回も触れてしまう。風が吹くとその体は求めるようにこちら側へ寄り添 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:僕と会話 必須要素:火星 制限時間:15分 読者:4 人 文字数:572字
『メーデー、メーデー、聞こえてますか。未来の僕へ。僕は今、うちゅうひこうしをめざしています。いっぱいいっぱいやらないことがあるけれど、夢に向かって頑張ります! 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:許されざる計画 必須要素:もみあげ 制限時間:15分 読者:6 人 文字数:1095字
きっかけが何だったのかは覚えていない。 だけど彼女は海の絵を描きだしたし、先生は髪の毛を減らし始めたし、僕はもみあげを伸ばしだした。 僕らのスタートには、それ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:箱の中の百合 必須要素:純文学 制限時間:1時間 読者:7 人 文字数:951字
甘栗色の髪も、真っ白で透き通るような肌も、淡い桃色の唇も。貴女の全てが愛おしい。ずっとずっと触れていたい。貴女を私だけのものにしたい。どこにも行って欲しくない 〈続きを読む〉