お題:混沌の映画館 制限時間:15分 読者:91 人 文字数:1088字
[削除]

リア充の爆発によるテロ撲滅のためのお願い
混沌とはすなわちカオス、カオスとはすなわちCHAOSだ。一部の欧米人はもったいぶってKHAOSと書いたりもする。どっちかというと後者のほうがかっこいいかもしれない。話を戻すとカオスとは要するに混沌であり、混沌とは何かいろいろある状態のことである。あまりに何かいろいろあり過ぎてうわー何だこれーわけ分かんねーってなってることを人はカオスと呼ぶ。もともとそういう意味でもなかったらしいのだが少なくとも西暦2018年現在の一般的な日本人は恐らくそうだ。

映画館とは端的に言えばカップルが手をつなぐための言い訳会場だ。暗い、席が隣、集中すべきものが目の前にある。ふとした拍子でちょっと手が触れてしまっていやごめんね事故だよアハハなんて言うことすらもこの空間では許されず繊細になった感覚は相手の体温をしかと感じるこの緊張感。主役であるはずの映画の内容など2時間後には1ナノたりとも頭に残っていやしないのになぜかふたりの雰囲気だけは映画館に入る前と後では全く違う。ノーランとか泣くぞ。カップルで観る映画にダンケルク選ばないだろうけど。

つまりそれらの単語が組み合わさっている混沌の映画館とは、あまりにカップルが多過ぎて手つなぎ案件が多発していることを指す。手をつなぐという文字に起こせばたったそれだけの行為に単体でもコストをかけ過ぎなカップルが多数集中することで、そこから発生したエネルギーが充満し今にも大爆発しそうな状態になっているのだ。すなわち混沌の映画館とは核弾頭そのものだ。リア充爆発しろとはよく言うが本当に爆発されたら堪ったもんじゃないし、まして多数のカップルが集中している混沌の映画館で爆発が起ころうものなら連鎖的にそれは拡大しやがて映画館ひいてはビルそのものが崩壊しかねない。まして規模が核クラスなのだから、たとえば新宿ピカデリーが混沌の映画館化すれば新宿全域が一瞬にして焦土と化すだろう。戦後日本もびっくりの焼け野原だ。ついでに米軍も駐留してくるかもしれない。

このような事態を引き起こさないためにも、映画を観る時は必ず一人で観るか、あるいは誰かと観るにしても恋愛関係にない親兄弟や友人にしておこう。日本の平和を守るためには一市民としてこれくらいの自制は当然すべきだ。国民の義務だ。税金を納めるのと何ら変わりはない。むしろ息を吐くようにカップルで映画館に行く人間はテロリストと言っても過言ではない。手をつなぐどころかキスなどおっぱじめる輩もいるが、あんなのはISISより悪質なテロだ。断じて許すべきではない。

混沌な映画館の回避にご協力ください。私からは以上です。
この作品をツイート

似た条件の即興小説


ユーザーアイコン
作者:スタンダードタンポポ64 お題:腐った排泄 制限時間:15分 読者:11 人 文字数:704字
山本『暗い部屋が怖い。狭い場所が怖い。高いところが怖い。締め切った場所が怖い。自分が怖い』--- この夜目が覚めるのは何度目だろう。次目覚めるのは朝、家族の起こ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:スタンダードタンポポ64 お題:無意識の帰り道 制限時間:15分 読者:12 人 文字数:588字
気づいた。直後、少しだけ何とも言えない気持ちになる。恥ずかしいというかなんというか。胸のあたりや耳の裏がぞわぞわぞくぞくむずむず。そんな感覚。そんな感覚を身に 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:雨宮ヤスミ お題:残念な内側 制限時間:15分 読者:9 人 文字数:1196字
弟はイイ歳してアニメの美少女キャラに夢中で、姉としては気持ち悪いことこの上なかった。 夫の友人に同じようなオタク趣味の人がいるが、そちらは爽やかだし、弟のよう 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:DDT お題:綺麗な殺し屋 制限時間:15分 読者:9 人 文字数:459字
「依頼が入ったら爪を塗ることから始めます」そう語るまりあさん(仮)の表情は柔らかい。「だって万全を尽くしたいので」まりあさんがこの仕事を始めたのは、中学二年生の 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:あにぃぃ お題:メジャーな彼氏 制限時間:15分 読者:6 人 文字数:764字
何となく、私は一人でいいと思う。いや、一人でも良かったのかもしれないと思っている。そう思っているだけで、実際は愛する彼がいて、恐らく何事もなければこのままいずれ 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
不器用な嘘 ※未完
作者:谷矢チカフミ お題:賢い嘘 制限時間:15分 読者:10 人 文字数:446字
不審そうな視線に笑顔を返せば、結局は誰も口出しをしない。忠義だの恩だのと言う者達は、主のお気に入りである参謀の私に口出しは出来ない。笑いながらお決まりの言葉を 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者: お題:最弱のサラリーマン 制限時間:15分 読者:8 人 文字数:1071字
静まり返った街中を、レールを軋ませながら電車が走り抜ける。酒で酔って寝ている人、大声で喋る化粧の濃い女性、疲れ切った顔で携帯を見るサラリーマンの群れ。私もその中 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
トラブル回避 ※未完
作者:にい お題:弱いゴリラ 制限時間:15分 読者:13 人 文字数:886字
真正面から歩いてくる男と目が合ったとき、喧嘩をふっかけられると直感した。血に飢えているやつは目でわかる。そして大体、野獣のような顔つきをしている。幅の狭い道だ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:茂吉 お題:猫の窓 制限時間:15分 読者:7 人 文字数:435字
「なんで猫が家の中にいるんだ?」 愛猫で、さぼトラのペレが絨毯の上に座って、蒼い目をこちらに向けている。家の中には決して入れないようにしていた。室内が汚れること 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:日ノ宮理李@いい日旅立ち お題:アルパカのにおい 制限時間:15分 読者:12 人 文字数:884字
お前の眠る部屋は家にないからと両親に追い出された俺が向かった先は、子度の頃から一緒に育ったアルパカたちの小屋。アルパカたちは俺を歓迎してくれるようで、キレイな 〈続きを読む〉

匿名さんの即興 小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:昨日食べた善人 必須要素:ポエム 制限時間:30分 読者:0 人 文字数:993字
悪人を食べれば腹が膨れ、善人を食べれば心が満たされる。 これは我らの一族に伝わる言い伝えだ。 我ら、とはすなわち鬼のことだ。 昔話に出てくる角のある化け物―― 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:トカゲのあそこ 制限時間:15分 読者:4 人 文字数:780字
拝啓、橘様。たまたま立ち寄った駅前の本屋で『トカゲのあそこ』という珍妙な本を見つけてから、はや30分が経ちました。いかがお過ごしですか。私は相も変わらず、人ごみ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:興奮した犬 必須要素:400字以内 制限時間:30分 読者:5 人 文字数:400字
数日前から、愛犬の落ち着きがなくなった。 いつもそわそわとした様子で、あの躾がなった姿勢の面影もない。 厳しく叱ると少しの間大人しくなったが、時間が経つとまた 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:ぐちゃぐちゃの光 必須要素:お盆 制限時間:1時間 読者:4 人 文字数:2043字
「やあ、今年で盆の帰省も最後にせんといかんなあ」 うちの田舎では「はやく」で盆をやる。いわゆる新盆、7月盆などと呼ばれる奴だ。老人の中には未だになれないとぼやく 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:俺は病気 制限時間:15分 読者:4 人 文字数:448字
朝、目がさめると、壁が目の前にあった。 いや、壁ではない。少し視線を動かしてみると電気が付いている。寝ぼけた頭でもわかる。これは天井だ。 はっきりと目が覚めて 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:弱いゴリラ 制限時間:15分 読者:5 人 文字数:396字
威嚇された一頭のゴリラがすくみ上って、こちらに向かってきた。「今回も、失敗ですね」「うーん、ちゃんと自分を主張できれば、他のゴリラに引けは取らないはずなんだけ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
開かない扉 ※未完
作者:匿名さん お題:賢い伝承 制限時間:30分 読者:55 人 文字数:2107字
夜の校舎に生徒が侵入することを禁ず、なんてルールは大体どこの学校にも存在している。もちろん僕の学校でもそうだ。 真面目な生徒はもちろんそれに従う。僕は少なくと 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
信頼の価格 ※未完
作者:匿名さん お題:高い税理士 制限時間:15分 読者:4 人 文字数:370字
誰かが言った。「同じ仕事を頼むなら安いほうにするよ。」別の誰かが言った。「そんな金額、払えるか!」そんな言葉を何度聞いただろうか。高い税理士。それが俺の世間での 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:怪しい虫 必須要素:オリーブオイル 制限時間:1時間 読者:0 人 文字数:1483字
猛暑の中スーパーへ行ったのはやはり間違いだったらしい。平日の休みで気分が高揚してしまったのが運の尽きかもしれない。両手に保冷バッグを持ちながら、夏の暑さを凌ご 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:猫の武器 制限時間:15分 読者:9 人 文字数:649字
学校からの帰り道、自分が住んでいるマンションのすぐそばの家がネコを飼っている。 そいつは白い毛で包まれて、目が細くてとても可愛らしいやつだ。初めてそいつを見た 〈続きを読む〉