お題:12月の強奪 制限時間:15分 読者:81 人 文字数:522字

クリスマスの子供達の蜂起
子供達は蜂起した。
彼らは最早サンタを信じる事を辞めたのだ。

「今年もクリスマスがやって来た」
長机に座る数人の子供達。彼らは暗い部屋で思い思いの様子であるが座っていた。
「今年こそは大人達の陰謀を暴いてやろう」
長身男子が声を荒げる。長身といっても子供の中ではの話だが。
「そう言って今年も無理だと思うけど」
「なんだと!」
ネイルをしている女の子が発した言葉に、男たちは憤慨していたが、一部である。
「まぁ、落ち着け」
落ち着いた声が響く。大人顔負けの低い声はこの会議ではよく響き渡るのである。
「でも、議長」
「言い争いは何も生まないさ。ここは会議をする場だよ?」
彼の威圧感に皆声を鎮める。

「さて、今年こそはサンタを捕まえる為の会議を始めよう」

子供達はサンタの存在を信じていた。
しかし、無慈悲な一部ものがその存在をリークした。
「サンタは両親が演じている」
半信半疑の子供達だったが、一部は納得した。しかし、そうじゃない層もいた。
彼ら、同じ孤児院で育てられている彼らには両親はいない。では、サンタは誰だ、という疑問は当然の帰結だ。

「今年こそはサンタを暴き、俺たちのクリスマスを取り戻す」

子供達の不眠の戦いが始まる。
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