お題:冬の家 制限時間:1時間 読者:52 人 文字数:519字
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 舞い降りる雪が世界を白く染め上げる。私ーー彩月原 杏花ーーは、窓から視線をはずすと、ココアを再び飲み始めた。先ほど外から帰ってきたばかりなので、まだ体が暖まっていない。
 暖房をつけるのを忘れたせいで、部屋も寒い。冬景色は好きだが、気温が低いのは嫌いだ。
 なんとなく暇で、テレビを点ける。ソファーに座るだけでは寒いので、もふもふの毛布を膝掛けがわりにする。

(やっぱりこたつも買うべきだったかなぁ? でも、置き場に困っちゃうか)

 そうこうしているうちに部屋が暖かくなってきた。この季節は、天気が悪いので、友達と遊ぶこともあまりない。そのせいか、家がいつもより静かに感じる。独り暮らしを始めて何年か経つのに、まだこの静寂には慣れない。
 テレビでは、イルミネーションの紹介をしている。綺麗だとは思うが、見に行こうとは思わない。我ながらワガママだ。今さらなおす気もないが。
 少し自分勝手になってしまうこの時季。それならいっそ、自分用に創られた冬の家で、思う存分暴君になってみよう。
 




 きっと、素晴らしい思い出が、できるから。


                                       -fin-
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