お題:ちっちゃな母性 制限時間:15分 読者:43 人 文字数:339字
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そこにないはずのもの ※未完
 つぶらな瞳を向けられてぎくっとした。
 学校で噂になっているのが、『公園の野良犬』だった。今時、公園に野良犬がいるわけがないと思いつつ、生徒会長の俺は収穫なしを期待して公園内を見て回った。そのとき、どこからか表現できない鳴き声がかすかに聞こえてきた。草むらの中だった。まさか野良犬なんていないよな、とちょっとドキドキしつつそこを覗いたら子犬がいた。そういうこと。
 つぶらな瞳、と言ったが別にこちらに何かを望んでいるわけではない。瞳の奥には、「誰だおまえ」とちょっと不穏な色がのぞいている。そんな不穏さを残しつつ親を探して声を上げている。近くに犬の姿はないが、ここに子犬がいるあたりで野良犬がいるのは確実だ。だが、この子犬たちに非はない。
「確か、給食の牛乳があったよな……」
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