お題:早い冒険 制限時間:15分 読者:46 人 文字数:716字
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勇者とおバカな仲間たち
ボクは勇者。名前は、……秘密だ。
とりあえず勇者だから勇者さんでも勇者さまでも好きに呼んでくれて構わない。

さて、ボクは3人の仲間と共に王様から依頼を受けて、今街を荒らした悪い盗賊を捕まえに来た。
え、スケールが小さい?ほっといてくれ。

盗賊の居場所はすぐにわかった。街から徒歩1kmくらい。なんで誰も行かないんだ。

盗賊のアジトに入ると、ボスの右腕っぽいやつが出てきた。
何でわかるかって? だって右腕に「ボスの右腕」って書いてあるんだもん。

とりあえず、そのボスの右腕についていった。
多分気づかれてる。こっちをチラチラ見てくるし。

「おーい、てめえらどこから来やがった?」

おっと、まずい。逃げよう!

走り出そうとした瞬間魔法使いがボスの右腕に向かって杖を投げ飛ばした。

おいいい!武器投げ飛ばしてどうする。魔法が使えなくなるじゃないか!

「あ、しまった♪」

可愛く言ってもダメだからな。後で罰金。

「でも、大丈夫。予備があるもんね」

と言いながら魔法使いは杖、じゃねえ!!
それは箸だバカ野郎!!
杖と箸間違えるか普通。

「甘いわね。勇者さん。別に杖でなくても細い棒ならなんでもいいのよ!」

だったら今度から店行った時にお前の杖買わないからな。出費がかさむ。

「いいから早く魔法を使え」

「はーい、もうせっかちなんだから勇者さんは」

せっかちでも何でもいいけど、走りながら喋るの結構体力いるんだぞ。

「えーっと、何だっけ?」

ズコーッ。

痛い。膝を擦りむいた。

「あ、思い出したわ。洞窟から脱出~」

そうして魔法使いは脱出した。

おいおい、ボクたちも連れてってくれよ……。


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