お題:東京駄作 制限時間:15分 読者:26 人 文字数:612字
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東京駄作 ※未完
これは私がまだ一人前なんていえないただの見習いだった頃の話だ。

私は新潟の小さな旅館の子として生まれ18までを田舎で過ごした。

大学へは行かず2年前に潰れた旅館の借金を返済するため東京へと働きに出た。

そこはこれまでの自分の生活を全て否定するような街であった。

私は父の友人の店で働くことになっていた。

父の友人は私を快く迎えてくれた。

その店はあまり繁盛しているようではなかったが、決して貧乏では無くどこか懐かしさがあった。

父の友人は西田洋吉といった。

彼は父の元で働き数年後東京という街で店を創った。

彼は父をとても尊敬しているようであった。

そんな彼は私のことを弟子としてまた、息子としてとてもよく可愛がってくれた。

私が23の時、彼は病気に罹った。

肺癌だった。

見つかった時には既に体中に転移していた。

そして彼は亡くなった。

私が24になる1日前であった。

私は店を継ぐか田舎へ帰るかという二択を迫られた。

田舎が嫌いな訳では無いが、彼への恩があった。

私は彼の仕事を一番近くで見ていた。

私は彼に技術を教えられた。

それでも彼が居なくなったという途方のない感情は私にはどうしようもなかった。

私は1度田舎へ帰った。

少し痩せたように見えた父は優しく暖かい声で「おかえり」と言った。

私は泣きそうになった。

これほどに人とは暖かいものなのか。

これほどに人とは
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