お題:団地妻の脱毛 必須要素:二号機 制限時間:1時間 読者:59 人 文字数:868字 評価:0人

脱毛器
 帰宅した瞬間に、子機の二号機の電話を取った女性は呆れた。「脱毛器が今なら5万円!いかがですか?」と電話が入った。「脱毛?すみません、興味が無いので……」と電話を切った。
「一体何なの?意味が分からない。とりあえず今日は疲れたので、風呂に入って速攻寝よう。」
 そう思い、風呂に入ってシャワーを浴びる。すると、自分の体にある腋毛やすね毛が気になってきた。
「意外と生えているものね……」
 そうつぶやくと、先ほどの電話で聞いた声が女性の脳内でハウリングした。
「脱毛器が今なら5万円!脱毛器が今なら5万円!脱毛器が今なら」
「うーるーさーいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
 女性は思わず叫んだ。
「そうだ。楽しいことを考えて気分を沈めよっと」
 湯船に浸かり、女性は意中の仕事先の先輩の事を考えることにした。
「A子……好きだよ」
「うん、私も……って、キャーーーー!」
 恥ずかしくなり、思わず黄色い悲鳴を上げてしまう。
「ねぇ、こっち向いて」
「え、何……んっ!?」
 妄想はどんどん膨らんでいく。
「ちょっと……Cさんったら強引なんだからそれに、私には夫が……ってんっー!?」
「……はぁ。僕の方が、A子を幸せにしてあげられると思うよ」
「もう、Cさんったら……」
 妄想の中で、A子はCにYシャツのボタンを一個ずつ丁寧に外されていく。
「ちょ……A子……」
 CはA子の腋毛を見て、げんなりした顔を見せた。
「あ、これは……」
「まったく、不潔な女だ。こういう奴には……」
 そういうとCは、みるみると姿を変え、ピンセットのような怪物になった。
「え……C……さん!?」
「お前の腋毛……根こそぎ取ってやる」
 ピンセットが腋毛を挟む。そして無理やり引っ張る。
「や、やめて!!後生だから!!痛い痛い痛い!!夢なら覚めてーーーーーーーー!」
 意識が戻ると、再び湯船につかっている自分がいた。
「どうやら夢みたいね……よかったわ」
 女性は風呂からあがると、リダイヤルで脱毛器のセールスに電話するのであった。
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