お題:彼と音 必須要素:ところてん 制限時間:15分 読者:23 人 文字数:411字
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暗闇の中の頼り
彼はいつも私の手を掴んでる。光を持たない彼の頼りは、耳に聞こえる音、そして私なんだ。
幼い頃からそうしてきた。彼を遠ざける人達と違って、彼に手を差し伸べる私はいつも偉いねと褒められていた。
手を繋いだまま大人になった。私は彼の手を握り、ホテルの一室に導いた。
ベッドに腰掛けて、繋いだ手を私の胸元に当てた。
「わかる?ドキドキしてる」
彼に言った。彼は答えた。
「柔らかい。ところてんみたいだ」
おかしな例えに私は笑った。意味もないのに気恥ずかしさから電気を消して、私は服を脱ぎ彼に覆いかぶさった。
「怖い。何をするの」
彼は怯えて言った。
「お互いに初めてだね。でもわかるでしょ」
彼の服を捲り上げ、指で体をなぞった。
「嫌だ!」
彼は私を押しのけて、ベッドを降り、部屋から出て行った。
真っ暗闇の部屋で私は彼の去っていく慌ただしい音を聞いていた。追いかけようとして、ベッドから落ちた。手を伸ばしたが、彼の手は無かった。
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