お題:去年のスキル 制限時間:15分 読者:36 人 文字数:688字

特技欄を抹消する仕事に就くと供述しており ※未完
趣味はまだわかる。
だが特技は何ですか、と聞かれたときは答えに詰まってしまう。

「ううーん……。」
「提出それいつまでだっけ。」
「明日。」

期限間近の白いプリントと机に向かって格闘しながら答える。
将来履歴書なんかを書くときにこれ全部埋めれてる何かと楽だぞ
なんて説明とともに配布されたそれは、まあ履歴書とまではいかないが
それに似たようなことを尋ねてくるアンケートのようなもので、
これを見て私たち新入生と担任が軽い面談を行うらしい。

「私は一応掃除って書いたけど。」
「ああ~日課だもんねえ、神社の境内毎日おそうじするのえらい……。」
「まあしばらくは寮だから境内の掃除はできないけどなあ。」

実家が神社である友人、奈月はもうそのプリントに記入すべきところは記入しているらしく、
特に何をするでもなく机に向かっている。
つまり付き合わせてしまっているので、なんとか迅速に終わらせたいと思っているが、
そううまくはいかないもので。

「んん~~~っだめだ去年年賀状作りだ!って言って紙漉きしたら上手にできたことしか
 出てこないよお~~っ!」
「も、もうそれでいいんじゃないか……?」
「だって面談で紙漉きについて聞かれても答えられないじゃない!
 それ一回きりしかやったことないのに!」
「これって面談中の話題作りだろ、気にせず書けばいいのに……。」

やいやいと騒いでも答えが出ず、結局のところ紙漉きについて、
去年一回だけやったらうまく行きましたと記入しておいたが、
面談で思いのほか突っ込まれ、担任とは打ち解けたもののなんとも微妙な気分になってしまった。
作者にコメント

似た条件の即興小説


ユーザーアイコン
作者:beta0874 お題:去年のスキル 制限時間:15分 読者:32 人 文字数:699字
世の中には色んなスキルがある。俊足、や空中浮遊、家事育児掃除といった生活お役立ちのものまで多種多様だ。極端なところだと火炎放射や瞬間冷却なども存在するが、取り扱 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:去年のスキル 制限時間:15分 読者:106 人 文字数:519字
「あぁ、もうこんな時期か…」俺、釜中傀頭(かまなか かいと)は、平凡なサラリーマンである。去年の今ごろ、俺は、在る会社の研修を受けていた。今思い出しても苦労した 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:さやはな お題:去年のスキル 必須要素:2000字以上3000字以内 制限時間:15分 読者:31 人 文字数:469字
新年、このオンラインゲームには毎年変わる特殊スキルがある。ひとりにつき一つ、与えられその種類も多岐にわたる。ある人は火属性の創作魔法が使えるようになるスキル、ま 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
※未完
作者:匿名さん お題:去年のスキル 必須要素:2000字以上3000字以内 制限時間:15分 読者:19 人 文字数:333字
『スターウォーズ』というシリーズ物の映画を叔父は好んでいた。平成生まれの私としては何も珍しいところのないSF映画だったが、その映画の初作の公開時は叔父にとって衝 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:もみじα お題:去年のスキル 必須要素:挽き肉 制限時間:15分 読者:297 人 文字数:348字
透明な水の流れのような日々を、息を殺して静かにやりすごしている。時間が身体にひたひたと沁み込んでくるせいで、意識の輪郭はいつもぼやけて青みがかっている。半分まど 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
作者:いしゅと お題:未来の税理士 制限時間:15分 読者:8 人 文字数:863字
西暦22××年現在、紙の書籍は全く割にあわない過去の遺物と化している。正規のルートで出版し売れたとすると、その売上利益にかかる所得税が電子書籍の数倍にも及ぶのだ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:むにゃむにゃ@即興 お題:汚い蟻 制限時間:15分 読者:6 人 文字数:811字
夜。仕事で疲れた私は電車に揺られていた。終電なので人は少ない。窓には痩せこけた顔が映る。あまりに老けて見えたので、思わず自分の年齢が飛んでしまった。俺は二十七歳 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:日ノ宮理李@バブみ道団長 お題:汚い蟻 制限時間:15分 読者:15 人 文字数:1062字
蟻が群がる理由は餌を求めたり、巣を作るためである。 鉄壁と呼ばれる鉄蟻の巣が硬いのは、溶接蟻と、運搬蟻の強さといえよう。「……我々にもあの技術があれば戦えると 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
黄色い沈黙 ※未完
作者:匿名さん お題:黄色い沈黙 制限時間:15分 読者:1 人 文字数:648字
ふらっと立ち寄った誰かの個展で、なんとなく気になった絵があった。 名も知らない誰かさんの書いた、何の変哲もない絵。 一面の田舎道の中に、ただ一輪ひまわりのよう 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
SILENCE ※未完
作者:辛ぇなぁ 富士口勇生 お題:黄色い沈黙 制限時間:15分 読者:14 人 文字数:569字
目が覚めて真っ先に目に飛び込んできたのは黄色いペンキらしきもので書かれた「SILENCE」という文字だった。英語には自信がないがおそらく「沈黙」という意味だろう 〈続きを読む〉

たまきっぱいの即興 小説


ユーザーアイコン
作者:たまきっぱい お題:薄汚い電車 制限時間:15分 読者:21 人 文字数:703字
薄暗い蛍光灯が点滅している。接触が悪いのか、切れかけなのか分からないが、自分にはどうしようもない。そんな灯りのせいかもしれないが、電車の中のシートも吊り革も窓も 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:たまきっぱい お題:ゆるふわなピアニスト 制限時間:15分 読者:32 人 文字数:727字
急勾配な坂の一番上にある大きな家。普通の家なら表札がある部分には銀色のプレートがはめ込んであり、『雪野ピアノ教室』と刻まれている。最初ここに来たときに一番に思っ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:たまきっぱい お題:去年のスキル 制限時間:15分 読者:36 人 文字数:688字
趣味はまだわかる。だが特技は何ですか、と聞かれたときは答えに詰まってしまう。「ううーん……。」「提出それいつまでだっけ。」「明日。」期限間近の白いプリントと机に 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:たまきっぱい お題:未熟な嘘 制限時間:15分 読者:60 人 文字数:611字
嘘をつくのが上手くなった人間は、自分が今話していることが本当なのかどうかすらわからなくなる。そんなことをどこかの誰かが言っていた。聞いたのは随分と昔の話で、忘れ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:たまきっぱい お題:輝く百合 制限時間:15分 読者:59 人 文字数:1013字
むせかえるように暑い温室の中で、汗だくになりながら作業をしている。一人は花に水をやっていて、もう一人は花の枯れ葉を取ったり鉢の中の雑草を引いたりしていたが、単調 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:たまきっぱい お題:不幸な神話 制限時間:15分 読者:63 人 文字数:694字
「不幸の定義?」また難儀なテーマ持ってくんな、と頭を抱えるが、まあ大事な話でもあるだろう。そうだなあ、とぼんやり空を見つめながらぽつぽつと話し始める。世界の全員 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:たまきっぱい お題:暗黒の家 制限時間:15分 読者:63 人 文字数:1260字
「……やばいってもう雰囲気がさ……普通じゃねえ……。」昼を過ぎているとはいえまだ外は日の差す時間なのに、家の中は暗幕でも引いてるのかというくらいに光がない。窓は 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
今際のはなし ※未完
作者:たまきっぱい お題:強い口 制限時間:30分 読者:56 人 文字数:843字
ペンは剣よりも強し、言葉のナイフ、そんなフレーズがある以上その力は絶大で、人によってはその一言で世界を、人を動かし、救う。と、同時に、停滞させ、○すことだってで 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:たまきっぱい お題:彼と墓 必須要素:高校 制限時間:15分 読者:65 人 文字数:707字
墓石の上に吸いかけの煙草をのせる。一見なんとも罰当たりな光景だが、彼の墓なのでこれでいい。「高校卒業と同時に煙草も卒業するわ」と言っていた彼を思い出して笑う。あ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:たまきっぱい お題:わたしの好きな円周率 制限時間:15分 読者:44 人 文字数:903字
同僚と、ゆとり教育なんて勝手にやりはじめて勝手に終わってあげくに『これだからゆとり世代は』みたいな文句言われるのは理不尽にも程、みたいな話をしていた。わかるわか 〈続きを読む〉