お題:子供の宴 制限時間:15分 読者:10 人 文字数:452字
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こどものうたげ ※未完
「では、あの人は死んでしまったということとですか」
「おそらく」
その衝撃的な内容を大して気にする素振りも見せず、ジジは報告を終えると、自分の役目はここまでだとでも言うようにさっさと姿を消してしまった。
湿っぽい地下室に一人残されたスティーブは長い脚を組み直し、それから氷が溶けてほとんど水みたいになってしまった焼酎のグラスをゆったりとした動作で口に運んだ。
表面では涼しい顔を装いながら、これは厄介なことになった、と彼は内心冷や汗をかいていた。
確かに「彼」はほとほと無能な人間だった、とスティーブは思い返した。何を依頼してもそれを満足にこなすことはなかった。尻拭いの方が手間がかかり、いっそ頼まなければ良かった、と思うことだって一度や二度の話ではなかった。それでも、旧知の仲である人間を失うということがこれほど心細いものだということを、スティーブはしばし忘れていた。
次は自分の番だろうと思うと、自然と指が震えた。でも、仕方がないことなのだ。生まれの違いも貧富も国も関係なく、ただひとつ平等なのは

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