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異種族採用 ※未完
「はい、次の方どーぞー」
 椅子の背もたれに思い切り寄りかかりながら、ドアの外へやる気のない声を放る。朝から始めた採用面接も、もう佳境。窓の外には夜の帳が落ちている。いい加減、疲れがピークに達していた。
「失礼します」
 入ってきたのは、珍しいことに人間族の男だった。表立った衝突がないとはいえ、魔族と人間族は常に敵対関係にある。なのに、人間が魔王軍への入隊を希望するとは。視線は人間に向けたまま、私は手探りで履歴書を自分の前へ引き寄せた。
「それでは、自己紹介をお願いします」
「はい。えー、マサラ村出身、16歳、勇者です!」
「16歳! いいですね、若いですね……」
 このご時世、若い戦力は貴重だ。それがたとえ人間族であろうとも、入隊の意志が、魔族に貢献する意志があるのであれば問題ない。私は頷いてから手元の履歴書に目を落とし、そこでようやく今耳にしたこととそこに書かれたこととを見て気づいた。
「って勇者じゃん
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