お題:破天荒な車 制限時間:30分 読者:30 人 文字数:650字
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俺の友人は間違った世界一
「俺は世界一のドライバーになる!」
 どこかで何度も聞いたような、使い古した宣言を高らかに叫んだのは友人だった。
 この言葉には少し語弊がある。「世界一のドライバーになる!」には言葉にしていない重要なところがある。正しくは「世界一の(車の)ドライバーになる!」だ。つまり、世界一なのはドライバーではなく車だ。別に友人は世界一のドライバーではない。世界一の車を運転できるのは彼だけであるが。
「おまえをこの車に乗せてやろう、特別にな」
「いや、いい。おまえの運転自体、信用……」
「乗れ」
「…………」
 初めに言っておく。友人は馬鹿だった。とにかく試験では悪い点をとり、実のところ、運転免許の学科試験をパスしているのかさえ怪しい。まあ、こうやって運転しているのだから免許は取れたのだろう。免許が取れるならある程度安心して運転を任せられるか、と半ば無理やり納得して助手席に乗り込んだ。
「この車、普通の車にしか見えないが……」
「聞いて驚くなよ? この車はジェット機にもなるし宇宙船にもなるんだ」
「……おまえ、飛行機の免許は?」
「ないな」
「この車が宇宙船になったとして、酸素はどうなってるんだ?」
「ドアを閉めた時点で車内は密封されたはずだからそこは平気だと思う……。もしもやばかったら脱出用のパラシュートもある」
「随分とアバウトな造りなんだな! 大体、何回も乗ってるんだろ!?」
「いや、こんないろいろ詰め込んだ車、そんな作れないって。これ、初号」
「おまえも車に負けず劣らず破天荒だな!!」
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