お題:今日のゲストは豪雨 制限時間:15分 読者:61 人 文字数:424字

雷と雨
お日様とお月様は急用ができたので先に支払いをすませると宿から出て行った。あわてて起きた雷はゴロゴロいいながら夕方に宿を出た。だから夕立なのだという物語がある。

だがもう一人連れがいた。

雨である。

雨は朝一番に起き、お日様とお月様に雷を見ていてくれと頼まれたのでその通りにした。

雷はいったん寝入るとなかなか起きない。

起きたら起きたでなぜ起こさなかった、なまくらが、とひどく怒った。

雨は知らんぷりして彼の放電が収まるまで待った。

「まあ、いい俺は一瞬であいつらに追いつくから宿のばあさんに金を納めてきてくれ」
というので雨はいそいそと支払い、彼とともに宿の外に出たときには空が菫色になりつつあった時刻だった。

雷は背を向けてしゃがむと雨に乗れと言った。
雨は乗った。彼は空高く一瞬で飛びぬけた。

「大きな声で呼ぶから、お前も呼ぶんだぞ。そうすれば彼らは気づいてくれるから」

道中、下界の人たちはたまったものではなかった。

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