お題:緑のガール 制限時間:30分 読者:60 人 文字数:1289字

彼女の話
彼女の生きる方針はグリーンライフだそうだ。
いまいち想像がつかないかもしれないが、多分あてずっぽうに適当なことを言えばだそれが自然と当てはまると思う。
車はエコカーにのるとか、生活ゴミが出るのをできるだけ少なくするとかそういうの。
後はできるだけ肉、魚よりも野菜中心の生活にするとか、服装のちょいすが緑中心だったりとか。
デートに行くのも動物園とか公園とか山とか、とにかく自然の多いところだったりとか、
まぁ全部が全部そういう場所ばかりとは言わないが、大体そんなところである。
その理由が健康を大事にするとか環境を鑑みてエコライフ!とかとんな崇高なものじゃなく、
単に緑が好きだからってんだからそいつがよくわからない。

はたから見たらちょっと変人だ。
いや、彼氏の俺から見たって変人だ。
彼女はグリーンウーマンで変人だから、それに付き合ってる俺もきっと変人なんだと思う。


彼女と出会ったのは高校生の時だった。
その時の印象は、ちょっとインドアな眼鏡が似合う素朴美人って感じ。
友達は多くないけど、別に性格が暗いとかそういうんじゃなくて控えめな人って印象。
読書が好きで、休み時間には好きな本を読んでたり、教室でゆったりと談笑してたりする。
目の下のほくろと、笑った時に左側にちょっとだけできるえくぼが可愛らしい。そんな感じ。
普通。とっても普通。
恋の始まりもなんのことはない。
たまたま同じクラスになって、なんとなく一方的にいいなーって思ってたらいつの間にか本気になってきて、普通に恋をして普通に付き合いだしたってそれだけ。
変人相手でも恋の経緯は普通なのである。
っていうか別にその時は彼女のそういう偏向には気づかなかったし。
でも眼鏡のフレームはその頃から緑だった。
当時彼女から唯一垣間見えるグリーンガール要素がそれだったんでよく覚えている。
セーラー服で真っ黒なボブカットのヘアースタイルにそのチョイスってのが面白かったけど、
なんだか絶妙によく似合っていて不思議な感じの女の子だったのだ。


まぁとにかく、そうして付き合い始めてわかったのが、彼女の緑大好きっぷりだったわけだ。
付き合う前の俺のデート像は、映画観に行ったりカフェでお茶したりとかそういうの。
でもふたを開けてみればそんな事はなく、とにかく休日は朝から遠出して大自然のなかでってんだからその意外性がまた面白かった。
そもそも彼女の家族もそういうのが好きで、付き合う前から家族全員でアウトドアによく行くって話をよく聞いていたが、彼女の趣向がそもそもそういうものだったらしい。
でもそうした自分の趣向や価値観を俺に強要するでもなかったし、
俺もそんな彼女のおかげでそういうアウトドアが好きになった。
しかしそんな事ばっかりやってたおかげで、見た目の印象に反して体力あるんだな彼女。
それに付き合う俺はデート後半は毎回へばってたりするし、それを見て笑う彼女の笑顔がまた可愛かった。

俺の彼女の紹介はこんなところだ。
ノロケだって?いやただの紹介文だよ。
彼女と一緒にいると楽しいって、ただそれだけ。
作者にコメント

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