お題:私のお嬢様 制限時間:30分 読者:251 人 文字数:659字

お嬢様の挑戦 セバスチャン視点
「はぁ……はぁ……もうダメ…………」
 お嬢様は弱音を吐いた。
「その程度で弱音を吐くのでは、1stステージすら乗り越えられませんよ?」
 そんなお嬢様に私は叱咤を与える。
「とはいえ、先ほどの動きは中々でしたよお嬢様。それを身体で覚えるために、もう一度やりましょう。」
「ひぇぇ……」
 私は嫌がるお嬢様を無理矢理連れて行く。全てはあのS○S○K○の為に。



「ねぇ。今までやってきた練習、無駄にはなってないよね。」
 お嬢様はふと呟く。
「それは今回のS○S○K○での活躍で、わかります。」
「『無駄にはならない』って答えてくれないのね……」
「お嬢様、お時間でございます。」
 私はお嬢様の問に答えなかった。開始時間が迫っていたのは事実だったが、何か気遣いを書けるようなことを言っておくべきだっただろうか?
「うんわかっているわ……でも……」
「でも……とは何ですか?何か躊躇っているところがおありでも?」
 少しの沈黙が流れる。こんなところで足止めするわけにもいかないのだ。お嬢様にはS○S○K○に出場してもらわねば。
「皆さんがお嬢様を待っていますよ。さあ、行きましょう。」
 お嬢様は覚悟を決めたのか、腰を上げる。
「大丈夫。お嬢様ならきっとやれます。」
 私のせめてもの励ましの言葉に、お嬢様は小さいながらも感謝してくれました。
「……ありがとう。」
 行くのです。あの、光の向こうへ。



 その後:http://sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=367579
作者にコメント

似た条件の即興小説


ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:日本式の勇者 制限時間:30分 読者:4 人 文字数:1547字
道の真ん中で人が倒れているのを見つけた。 倒れているのは老人で、しかも身なりがえらく悪い。匂いもかなりのものがあって、端的に言って浮浪者の類であるようだ。道行 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:俺はエルボーロケットで行く お題:でかいわずらい 制限時間:30分 読者:17 人 文字数:951字
煩いというものは、厄介なものである。精神的な、目に見えぬ悩み。それが表へ現れてくれれば、どれだけ相談しやすいか。そう思われていたのも、つい10年ほど前までである 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:か。@挙動不審 お題:でかいわずらい 制限時間:30分 読者:3 人 文字数:2487字
それをどうしていけばいいのかわからなかった。 そのときも、そしていまも。「榛原、おまえ結局あれどうしたんだ」「あれってなんだよ」 放課後。 教室に残っている生 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:カササギリョーノ[文フリ岩手イ-12] お題:蓋然性のある錬金術 制限時間:30分 読者:19 人 文字数:1914字
雪子さんの教えてくれるそれはもはや錬金術というより錬猫術とでも呼んだほうがいいぐらい猫ばかりだった。やがて原子の段階から猫を一匹生み出す(これは宇宙をひとつ生 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:彼と病気 制限時間:30分 読者:26 人 文字数:2435字
「彼に会ってください。彼はもう長くありません。危篤状態なのです。あなたに会いたがっています。彼に会いに来てください」 はがきが届いた。暑中見舞いのくじがついて 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
作者:いしゅと お題:彼と病気 制限時間:30分 読者:10 人 文字数:1545字
「あなたの余命はあと1年です。残念ながら、この病気を治す術はありません」医者の宣告を聞き、彼は酷く蒼褪めた。幼子のように頼りなく、今にも泣きだしそうにみえたので 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:小説家たちのパラダイス 制限時間:30分 読者:4 人 文字数:1988字
何をしようと自由なのである。 赤松は斧を振り上げて、叩き付けた。相手は妻だったものだ。斧は頭蓋に食い込んで湿った音と人体の欠片が飛び散った。「成程」と赤松は呟 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:小栗ジョン お題:黄色い秋 制限時間:30分 読者:9 人 文字数:989字
黄色い。 秋は黄色い。 間違いない。 秋は黄色い。 学校からの帰るとき、並木道を通って思った。頭上には美しく黄色に染まった葉が、風になびかれて踊っている。 秋 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:めがねのさえきくん お題:緑の血 制限時間:30分 読者:14 人 文字数:1336字
生まれてこの方、希望なんてものは知らずに生きてきた。 テレビの向こうではアナウンサーが「夢の時代到来」なんて喚いてる。確かに、アンタ達にとってはそうなんだろう 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
※未完
作者:匿名さん お題:おいでよつるつる 制限時間:30分 読者:4 人 文字数:375字
あなたが引っ越してきたのは、とある神様が作った、不条理な人間の世界とはもうひとつ別の世界。あなたは人間の心を持った鶴。「鶴は千年」といわれているけど、人間界の鶴 〈続きを読む〉

煉獄に沈みつつあるリケリケの即興 小説


ユーザーアイコン
作者:煉獄に沈みつつあるリケリケ お題:3月の春雨 必須要素:警察 制限時間:4時間 読者:209 人 文字数:2253字
「住宅街に出没していたニジウメロカバ、捕獲!」 それは三月のピンクの春雨は降りしきる頃であっただろうか? 警官がニジウメロカバを確保していた光景を見たのは。 そ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:煉獄に沈みつつあるリケリケ お題:めっちゃ電車 制限時間:2時間 読者:267 人 文字数:140字
ガタンゴトン、ガタンゴトン……私は驚いた。電車に乗っているモノたちが人間ではなかったからだ。プオン!それは、甲高い空気音を発した。電車の中に乗っていたのは……電 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:煉獄に沈みつつあるリケリケ お題:思い出の妻 制限時間:4時間 読者:229 人 文字数:500字
「はぁ……はぁ…………。」 妻の介護に疲れた私は、ソファーに深く腰掛ける。 ふと、私は傍に置かれていた写真立てを眺めていた。 写真立てには、若かりし頃の私と妻が 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:煉獄に沈みつつあるリケリケ お題:私のお嬢様 制限時間:30分 読者:251 人 文字数:659字
「はぁ……はぁ……もうダメ…………」 お嬢様は弱音を吐いた。「その程度で弱音を吐くのでは、1stステージすら乗り越えられませんよ?」 そんなお嬢様に私は叱咤を与 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:煉獄に沈みつつあるリケリケ お題:狡猾な整形 必須要素:TOEFL 制限時間:2時間 読者:270 人 文字数:1570字
私は窓の方を見やる。 酸性雨の降る暗い都市のどん底に、手術したばかりで包帯ぐるぐる巻きの私の姿が映っている。「よう。調子はどうだ? 痛いところはないかな?」 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:煉獄に沈みつつあるリケリケ お題:限りなく透明に近いいたずら 必須要素:東京 制限時間:2時間 読者:255 人 文字数:1666字
「今日はこのスケボーを借りてきたぞー。」 僕は店から借用してきたスケボーに乗りながら、相方のもとに戻ってくる。「借りてきたんじゃなくって、盗んできたんだろ?」「 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:煉獄に沈みつつあるリケリケ お題:昔の誤解 必須要素:テレビ 制限時間:2時間 読者:259 人 文字数:1400字
* 昔、私はテレビでこんなことを知った記憶がある。 ご飯はオリゴ糖を含むため、腸内環境改善するのに適している、と。 それを信じた私は、毎日ご飯を欠かさず食べたも 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:煉獄に沈みつつあるリケリケ お題:悲観的な犬 制限時間:15分 読者:283 人 文字数:148字
――アオオオオン……アオオオオン………… 犬の遠吠えが聞こえる。飼い主に戻ってきてほしいと嘆願しているのであろう。 だが、その言葉なき嘆願は聞き入れられること 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:煉獄に沈みつつあるリケリケ お題:オチは秋 制限時間:15分 読者:211 人 文字数:57字
冬に種まき、 春になって芽が芽吹き、 夏になって花が咲き、 秋になって実が採れる。 これってな~んだ? 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:煉獄に沈みつつあるリケリケ お題:激しい税理士 制限時間:15分 読者:253 人 文字数:80字
えーと、失礼します。こちら税理士です。 そちらの企業では脱税の疑いがあるのでやって来ました。 容赦はしませんよ?(社長にロックをかけながら、問いかける) 〈続きを読む〉