お題:私のお嬢様 制限時間:30分 読者:160 人 文字数:659字

お嬢様の挑戦 セバスチャン視点
「はぁ……はぁ……もうダメ…………」
 お嬢様は弱音を吐いた。
「その程度で弱音を吐くのでは、1stステージすら乗り越えられませんよ?」
 そんなお嬢様に私は叱咤を与える。
「とはいえ、先ほどの動きは中々でしたよお嬢様。それを身体で覚えるために、もう一度やりましょう。」
「ひぇぇ……」
 私は嫌がるお嬢様を無理矢理連れて行く。全てはあのS○S○K○の為に。



「ねぇ。今までやってきた練習、無駄にはなってないよね。」
 お嬢様はふと呟く。
「それは今回のS○S○K○での活躍で、わかります。」
「『無駄にはならない』って答えてくれないのね……」
「お嬢様、お時間でございます。」
 私はお嬢様の問に答えなかった。開始時間が迫っていたのは事実だったが、何か気遣いを書けるようなことを言っておくべきだっただろうか?
「うんわかっているわ……でも……」
「でも……とは何ですか?何か躊躇っているところがおありでも?」
 少しの沈黙が流れる。こんなところで足止めするわけにもいかないのだ。お嬢様にはS○S○K○に出場してもらわねば。
「皆さんがお嬢様を待っていますよ。さあ、行きましょう。」
 お嬢様は覚悟を決めたのか、腰を上げる。
「大丈夫。お嬢様ならきっとやれます。」
 私のせめてもの励ましの言葉に、お嬢様は小さいながらも感謝してくれました。
「……ありがとう。」
 行くのです。あの、光の向こうへ。



 その後:http://sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=367579
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