お題:私のお嬢様 制限時間:30分 読者:203 人 文字数:659字

お嬢様の挑戦 セバスチャン視点
「はぁ……はぁ……もうダメ…………」
 お嬢様は弱音を吐いた。
「その程度で弱音を吐くのでは、1stステージすら乗り越えられませんよ?」
 そんなお嬢様に私は叱咤を与える。
「とはいえ、先ほどの動きは中々でしたよお嬢様。それを身体で覚えるために、もう一度やりましょう。」
「ひぇぇ……」
 私は嫌がるお嬢様を無理矢理連れて行く。全てはあのS○S○K○の為に。



「ねぇ。今までやってきた練習、無駄にはなってないよね。」
 お嬢様はふと呟く。
「それは今回のS○S○K○での活躍で、わかります。」
「『無駄にはならない』って答えてくれないのね……」
「お嬢様、お時間でございます。」
 私はお嬢様の問に答えなかった。開始時間が迫っていたのは事実だったが、何か気遣いを書けるようなことを言っておくべきだっただろうか?
「うんわかっているわ……でも……」
「でも……とは何ですか?何か躊躇っているところがおありでも?」
 少しの沈黙が流れる。こんなところで足止めするわけにもいかないのだ。お嬢様にはS○S○K○に出場してもらわねば。
「皆さんがお嬢様を待っていますよ。さあ、行きましょう。」
 お嬢様は覚悟を決めたのか、腰を上げる。
「大丈夫。お嬢様ならきっとやれます。」
 私のせめてもの励ましの言葉に、お嬢様は小さいながらも感謝してくれました。
「……ありがとう。」
 行くのです。あの、光の向こうへ。



 その後:http://sokkyo-shosetsu.com/novel.php?id=367579
作者にコメント

似た条件の即興小説


ユーザーアイコン
作者:おきらく@低浮上できてない お題:かたいサーブ 制限時間:30分 読者:12 人 文字数:502字
スポーツ無理マンなのでかたい玉(球)にお題変更です。 りんごを硬くなげてみる。青銅より成るりんごは中年のほほを打擲してからのち、ころろん……ゆかにおちた。中年 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
早すぎた妹 ※未完
作者:匿名さん お題:早すぎた妹 制限時間:30分 読者:1 人 文字数:796字
朝、いつものように目覚めた。 何のことはない。昨日と同じ朝だ。 強いていうならば、また一つ年をとったくらいだろう。なんせ今日は俺の誕生日だ。 齢十七。いわゆる 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:帆立之貝柱 お題:やわらかい時雨 制限時間:30分 読者:19 人 文字数:1467字
傘を持ちながら、柔らかく振り続ける小雨を見つめる。昨日美容院でセットしてもらった毛先をいじりながら、私は雨に濡れていく公園を見つめる。まるで、霧に包まれていくか 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:帆立之貝柱 お題:悔しい悪意 制限時間:30分 読者:14 人 文字数:1672字
コップを置いた時、俺が思ったのはそのコップの中身はどこに消えたか、というもので果たしていま自分が飲み干したのか、こぼしたのか、というところまでの思考にまで至った 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:匿名さん お題:ナウいアレ 制限時間:30分 読者:4 人 文字数:822字
今日は散々だったな、と柴田は一人言ちた。 人がすっかり少なくなった電車を降り、最近になってより登るのが億劫になってきた改札までの階段を登って来た。今日が金曜だ 〈続きを読む〉


ユーザーアイコン
作者:備忘録 お題:憧れの高給取り 制限時間:30分 読者:8 人 文字数:849字
4年前。家に帰ったら妻が居なくなっていた。10歳になる息子を残して、中学の頃からの友人と駆け落ちをしたらしい。置き手紙を読みながら、35の女がやることか…と思い 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:ぷりっつ。 お題:わたしの嫌いな、と彼は言った 制限時間:30分 読者:14 人 文字数:1181字
好きでいてくれる人を好きになれたら良い。まだ短い17年間の人生だけれど、1度も恋の甘さを経験したことのない私は、よくしみじみとそんなことを思う。女子高生にもなれ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:維嶋津@カクヨム お題:絵描きの殺し 制限時間:30分 読者:17 人 文字数:1323字
『大工○すにゃ刃物は要らぬ 雨の三日も降ればよい』 なんて言葉をちぃっとばかし昔ァよく言ったもんだが、いまのご時分、大工どころの話じゃねえや。お天道さんにあれこ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:憂杞 お題:静かな春雨 制限時間:30分 読者:12 人 文字数:207字
灰色の強ついた空の下、煤竹色の枝が滴を垂らす。鮮やかな桃色を保ちながら、しがみ付く桜の花達。笑みを浮かべる可愛らしい顔は、びっしょりと汗ばんで見えた。 サアア 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:道草家守@ドラ友!Ⅳ巻11/15 お題:孤独な私 制限時間:30分 読者:42 人 文字数:1184字
抜けるような青い空だけが広がっていた。 鳥も、虫も、雲すらない。一点の遮蔽物もない青。 立ち上がって手を伸ばしたら、そのまま吸い込まれて行ってしまいそうなほど 〈続きを読む〉

リケリケ@陰龍も一本釣りの即興 小説


ユーザーアイコン
作者:リケリケ@陰龍も一本釣り お題:3月の春雨 必須要素:警察 制限時間:4時間 読者:152 人 文字数:2253字
「住宅街に出没していたニジウメロカバ、捕獲!」 それは三月のピンクの春雨は降りしきる頃であっただろうか? 警官がニジウメロカバを確保していた光景を見たのは。 そ 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:リケリケ@陰龍も一本釣り お題:めっちゃ電車 制限時間:2時間 読者:225 人 文字数:140字
ガタンゴトン、ガタンゴトン……私は驚いた。電車に乗っているモノたちが人間ではなかったからだ。プオン!それは、甲高い空気音を発した。電車の中に乗っていたのは……電 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:リケリケ@陰龍も一本釣り お題:思い出の妻 制限時間:4時間 読者:178 人 文字数:500字
「はぁ……はぁ…………。」 妻の介護に疲れた私は、ソファーに深く腰掛ける。 ふと、私は傍に置かれていた写真立てを眺めていた。 写真立てには、若かりし頃の私と妻が 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:リケリケ@陰龍も一本釣り お題:私のお嬢様 制限時間:30分 読者:203 人 文字数:659字
「はぁ……はぁ……もうダメ…………」 お嬢様は弱音を吐いた。「その程度で弱音を吐くのでは、1stステージすら乗り越えられませんよ?」 そんなお嬢様に私は叱咤を与 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:リケリケ@陰龍も一本釣り お題:狡猾な整形 必須要素:TOEFL 制限時間:2時間 読者:218 人 文字数:1570字
私は窓の方を見やる。 酸性雨の降る暗い都市のどん底に、手術したばかりで包帯ぐるぐる巻きの私の姿が映っている。「よう。調子はどうだ? 痛いところはないかな?」 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:リケリケ@陰龍も一本釣り お題:限りなく透明に近いいたずら 必須要素:東京 制限時間:2時間 読者:200 人 文字数:1666字
「今日はこのスケボーを借りてきたぞー。」 僕は店から借用してきたスケボーに乗りながら、相方のもとに戻ってくる。「借りてきたんじゃなくって、盗んできたんだろ?」「 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:リケリケ@陰龍も一本釣り お題:昔の誤解 必須要素:テレビ 制限時間:2時間 読者:187 人 文字数:1400字
* 昔、私はテレビでこんなことを知った記憶がある。 ご飯はオリゴ糖を含むため、腸内環境改善するのに適している、と。 それを信じた私は、毎日ご飯を欠かさず食べたも 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:リケリケ@陰龍も一本釣り お題:悲観的な犬 制限時間:15分 読者:230 人 文字数:148字
――アオオオオン……アオオオオン………… 犬の遠吠えが聞こえる。飼い主に戻ってきてほしいと嘆願しているのであろう。 だが、その言葉なき嘆願は聞き入れられること 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:リケリケ@陰龍も一本釣り お題:オチは秋 制限時間:15分 読者:164 人 文字数:57字
冬に種まき、 春になって芽が芽吹き、 夏になって花が咲き、 秋になって実が採れる。 これってな~んだ? 〈続きを読む〉

ユーザーアイコン
作者:リケリケ@陰龍も一本釣り お題:激しい税理士 制限時間:15分 読者:186 人 文字数:80字
えーと、失礼します。こちら税理士です。 そちらの企業では脱税の疑いがあるのでやって来ました。 容赦はしませんよ?(社長にロックをかけながら、問いかける) 〈続きを読む〉