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お題:見憶えのある税理士 必須要素:下駄箱 制限時間:15分 読者:224 人 文字数:568字

愛する人からの手紙
 夕暮れ。下駄箱に、白い封筒。ハートをかたどったシール。「あなたへ」
 周りの目を気にしながら封を切る。

「愛するひとへ」

 もういちど周りを見回し、そそくさと人気のないほうへ移動して、続きを見る。

『税金未納通知。

今月分の恋人税がまだです。

内訳はデートで使った費用の10%、そのあとのホテル代の10%、月のスマホ代金のうちLINEで意味のないやりとりをした割合で2%、つくってきたお弁当代から5%、(加えて食べ方が汚かったことへの精神的苦痛で50%を要求しますが、これはまた別に請求します)、服やお化粧などおしゃれ代から40%、(これはあなたのコスプレ趣味に付き合ったさいのリクエスト料金も上乗せしてあります。ちょっとはサービスしてるけど)、他の女の子と喋ったことの嫉妬でわたしがビリビリに破いたノートの代金を80%、(ちなみにノートの中にはあなたへの愛の言葉を書き綴っていました。知的財産権の侵害としてまた別に請求します)、肉体費もいっしょに請求するつもりでしたが、これは別件としてここでは触れません。ついでに、この手紙の便箋代はまるまる100%。
 締めて値段は●●●●●円をお納めください。

 あなたを愛する者より

P.S.またいっしょに水族館にいきましょうね』

 財布の中と完全にぴったり一致した額だった。
作者にコメント

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